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徒然ならざる18きっぷ改(27)

2024/25冬の青春18きっぷのニュースリリースが、JR各社から発表されました。


『終わりの始まり』


界隈の一部で、大荒れだった模様でありますが、大きな変更がありました。

・ 自動改札機使用可
・ 複数人でのシェア不可
・ 連続日使用のみ
・ 従来の5日券(12050円)に加え
  3日券(10000円)の発売

JRグループプレスリリース(10/24)

以上が、主な変更点ですかね。


改訂?改悪?

荒れているのは、勿論連続日使用とシェアが不可能となった部分であります。
利用者側からすれば、改悪と言う事になるのでしょうが、これは転売対策ではと言われていますね。
使っていない日数分を、金券ショップで買い取って貰う事もそうでしょうが、やはりクレジットカード購入で、転売現金化対策が大きい様な気がしています。
1日券に分けて欲しいと言う意見もある様ですが、転売対策であるなら事実上不可能でしょうね。
明確な規約違反なのですが、それを取り締まる事も不可能なので、そうした事が黙認されていたのは事実でしょう。
私個人としては、春夏は概ね5日か4日連続の日程ですし、冬は年末の3日連続が多いですから、大きな影響はありません。
但し冬の年始に、日帰り旅が出来なくなるのは少し残念です。
結局のところは、事業者側からすれば諸々の負担軽減対策も含めての改訂でありますし、利用者側からすれば利便性がより限定的となって改悪と言う話にはなるのでしょう。

【雑感】

先ずは、発売決定有難う御座います。
正直、このニュースを聞いて、最初に思ったのは、いよいよ廃止が現実味を帯びて来たのかなと言うところです。
無論、このタイミングで一旦改訂をして、更に来年度に改善若しくは変更せずと言う形も考えられますが、そもそもJR各社の足並みが揃っていないと言う話はありますから、依然不透明ではありますね。
一方で、元手が掛からずにそれなりの当てが出来る収入源、と分析している有識者も居ますから、何とも難しい話である事は確かです。
何れにしても、企画商品でありますから、確かに売上如何の部分は大きいでしょうし、それがクリア出来なければ最悪の事態も有り得ますが、前出の理由で元手はきっぷの印刷代だけなので、かなり合格ラインが低いところはあるでしょう。
そうなると、廃止の可否は利用者の振る舞い次第(地元利用者の反応)のところもあるのかなと、思ったりしています。
極一部とは言え、迷惑18きっぱーの存在は少なからずありますし、今に始まった話でもありません。
それでも近年は、かなり減った印象もあったのですが、その分余計に際立っているところもあるでしょう。
そんなこんなで
利用者側としては、レギュレーションが発表された以上、使うか使わないかの選択肢があるだけですし、意見は意見としても最終的に事業者側の判断でありますから、あるものを上手く利用して、楽しく旅をするだけなんでしょうね。

(了)