お姫さまとお殿様と私。
我が家はいわゆる外から見れば普通の家族だった、そう思います。父が家庭から逃亡しがち系男子だったので、あまり家族で過ごした思い出はないのですが。
母はよく泣いていたし、私に当たり散らすことも多かったような気もします。
幼少期はは自宅の自室だと全く眠れず、就寝時は近所の祖父母の家まで寝るためだけに一人で足を運んでいたのです。それは父が家に帰ってくるようになってからも変わらず、中学に上がるまで?は祖父母の家で寝ていたと思います。今考えると不安定だったのですね。祖母と一緒じゃないと寝れませんでした。今考えれば、私を唯一ちゃんと子供として抱きしめてくれた人だったので、祖父母を見捨てられなかったのかもしれません。
両親は二人とも、子供がそのまま純粋に大人になったような人たちです。悪い人たちではないですが、本当にロストガールアンドボーイです。金銭的にも緩くて私は今それに苦しんでいます。(だからこそ、最近の某有名人の親子関係に関する憶測記事には胸が痛む。私なら絶対周りに知られたくないし、万一似た事実があれば、彼の方もそうだったのではと思う。健全な家庭に育った人には絶対理解できないだろう。)
私は彼等の機嫌を損ねないように必死に優等生をしていたわけです。反抗期もなく、勉強も出来て、明るく優しい子、そう思われていたと思います。今も悩みがなさそう、自由、明るい、そんな人間を必死に演じてる自分が居るのは間違いありません。
思い通りにならないと、癇癪を起こす。そんな両親でした。当然よくない道に進みます。まあ、これは現在進行形ですので、またいづれ結果を書きますが。
祖父母も、親も、誰かに尻拭いをしてもらえて良いなあと思います。わたしは多分ずっと一人だろうなと思っているので。
パラサイトシングルならぬ、パラサイテッドシングルです。いつも気分は吉原炎上。
いわゆる毒親なのだと今は理解しています。まあ、苦労が顔に出ないって得で徳だけど、損。
ただ、もし毒親で苦しんでいる方がいれば、一人じゃないぞと言いたいもんです。
少しまとまりのない文になりましたが、これが私がケアラーになった一番の要因です。