中国ドラマを楽しむための小ネタ (2)
Derailment - 脱線 編
今日は知ってて見ればもっと楽しい!雑学のお時間です
SF・ファンタジー的要素
タイムトラベル
映画や小説、ドラマなどフィクションの中でよく題材に使われる表現方法のひとつです。不可逆的な 過去 - 現在 - 未来 の時間の流れを、遡ったり、先取したり、異なる時間軸で過ごした後、元の世界に戻ると通常ではありえない時間の経過が流れている (浦島太郎とか) などといった状況を指します。
大抵の場合、元の時間軸に戻ろうと努力するか、その時間軸で過去や未来の知識を使ってよりよく生きる選択をします。
物理的な移動
タイムマシンのような機械の力を使って、中にいる人や物が過去や未来へ移動したり、超常能力などによって本人が現実に移動するタイプ
精神的な移動
霊・魂的な存在が過去や未来の他人の意識の中に入って行動するタイプ
エネルギー的な伝播
電波や信号、思念などが過去・未来と繋がっていて双方通信することで本来の時間軸では知り得ない情報を得られるようなタイプ
偶発的なもの
天変地異や災害によって異空間に飲み込まれてしまうもの
タイムループ
レコードの針が引っかかって何度も同じ箇所を再生するようなイメージで同じ時間帯を何度も繰り返してしまうもの
妄想・夢など
夢や幻覚などで異なる時間軸にいたと思い込んでしまうもの
その他にも様々なパターンの表現方法が用いられます。
平行世界
タイムトラベルやタイムループなどで、過去に戻った人や物が原因で起こした事柄によって、未来が変わってしまうことにより、複数の世界が出来てしまうというSFの中の話から、物理学によって、非存在を証明できないため存在すると主張される、いくつかの仮設まであります。
フィクションの中では、自分がいる世界と全くそっくりな別の世界が並行して多重にあり、何かのきっかけで別の世界へ移動してしまうという表現があります。
現在の世界は偶然と偶然の結果で出来ているので、もしそこに蝶の羽ばたき一つが起きただけでそこから引き出される結果が全く違うものになるという否定しえない世界観です。
一例としては、超高速で拡大する宇宙には、ほぼ同一時間に細切れのフィルムのように複数の世界が存在すると仮定したり、現在の科学では知覚できない高次元が存在し、そこには複数の平行世界があるすると仮定したものや、観測した結果がない限りは、多世界解釈ができるとするものなどなど。
もっと単純には、VRなどで、自宅のリアルの自分と仮想世界のアバターが同時に存在したりするものも一種の平行した別の世界と考える人もいます。
ここまで書いて来てアレですが、却ってわかりにくくなる気がしてきました (ダメじゃん
時空の門
時間と空間がねじれたり歪んだりして、つながった状態で、行ったり戻ったりすることができるドアや、門のようになっている状態を表現したものです。
本来流れる時間軸と違った部分で結びついたり、隣り合った空間が、本来の座標と連続していない座標に結びついたポイントを指します。
時間の門
SF作家のハインラインの描いた時間軸は一つしかないのか多元なのかという命題を掲げた複数の作品群が有名です。時間が不可逆で一定の速さで流れているかどうか、もしかして音楽を再生するように特定のポイントに飛んだり、巻き戻したりできるのではないかという疑問から生まれたフィクション作品が多数あります。
空間の門
どらえもんのどこでもドア や、ゲームのワープポイント・ダンジョンの入り口などがイメージしやすいと思います。
時空の門は、その時間と空間両方を行き来できる門のことです。
二心同体
一つの身体の中に二つの思考を持つ思考体が存在している状態のこと。ある人物が、自分の中に作り上げる別の人格の多重人格と違い、それぞれが、本来は別の肉体を持っていたはずのものなのに、なぜか一人の体の中に、憑りつく・入り込むようにして、意識も意志も持った状態で存在する表現です。
両方の意識がはっきり分離して同居する場合、あとから入った方の意識だけがはっきりしていて、元の人格が眠ったように現れない場合、元の人格は現れないけど潜在意識では働いていて、必要な記憶だけ新しい人格が利用できる場合、時々人格が入れ替わる場合と、様々なパターンがあります。
これらの用語が出てくるのは以下のエピソードです。
楽しいご視聴を!
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