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2023.07.27/プレオープンの事。

前回からの続きです。

お店が完成してからは、
プレオープンの日を設定して、
とにかく沢山お菓子を作りました。

近隣のお店の方々にもご挨拶するための
クッキーのセットを作り、今まで関わって下さった方々を中心に、テクテク歩いて配ってまわりました。

白川通りの同じ並びのお店の方や、その先々で、ほとんどの方達が、優しく応援してくださるような言葉が嬉しかったです。

6/11、12は、2日間に分けてお仕事でお世話になった方々を中心に、今まで働いてきたお店の方々にも、プレオープンに約40名近くの方に来ていただきました。

お礼も兼ねたお披露目の会でしたので、
いくつかメニューも食べていただけるように、
少し小さめのケーキを沢山用意しました。

ブルーベリーチーズケーキに、
チェリーロールケーキ、プリンなど。

お菓子ももちろんですが、お店の完成後に初めて色んな方に来ていただいたので、内装をまず褒めて下さる方が多くて、私の作りたかった空間を見ていただけた事も嬉しかったです。

またnoteやInstagramでも過程を載せていたのも
あって、ここがあの写真の…みたいな感じで見て下さっていたり、ここ最近で久しぶりに良い内装を見た。

と言ってくださる方もいらっしゃって、
全部全部、早く石川さんや松本さんに報告したいなぁ。なんて思いながら、聞かせていただいてました。

それと同時に、自分の作るお店の空気感と内装と、お菓子と、ちゃんと自分自身がシンクロできているのかなぁ?

と、外側だけ着飾って、中身が伴っていない。なんて事には、ならないように自分自身の責任みたいなものも感じました。

だけど、皆さんのお声を聞きながら、
何とか、大丈夫?大丈夫!とも思ったり。

たくさんのお世話になった方々とお話しました。

今回、私の中で、
このプレオープンは禊ぎ的な意味合いも
あったので、少し神経を使う部分もありました。

このお店を作るきっかけとなった
以前の職場での体調不良、心身の不良で、
責任のある立場だったにも関わらず、
まぁまぁ嫌な辞め方をしてしまったのを
6年以上も前のことですが、ずっと気になっていて。

もちろん辞めてからは、お世話になった方にも連絡など殆ど取っていなくて、自分が何か事を成して、ちゃんと自分のしてきた事を報告のできる立場になってから、もう一度ちゃんと会って、自分の中で気持ち終わりにするなり、何か違う関係性となって再会できれば、それだけでもう良いや。

もし会えても、会えなくても。
その時の自分も、周りのことも全部許そう。。
と考えていました。

プレオープンの連絡をした時には、
皆さん快く参加してくださり、
実際にお会いしても、あの働いていた頃の、
本当に自分が居なくなってしまいたい程に苦しかった日も、反対に楽しかった事、嬉しかった事、一緒にスタッフとして働いていた子達、色んな経験させてもらった事が頭に浮かびました。

あまりに当時のままに、普通に会話をしているのが不思議だったけど、きっと私だけじゃなく、皆さん色んな事思い出して複雑な気持ちを少しは抱えて、お店まできてくださったのだと思うので、私の中で、あぁ、ちゃんとここに呼べて、来ていただけて良かったと思いました。

その他にも、いつか喫茶をすると決めてからお世話になった職場の方々、ケーキ作りを教えてくれたパティシエも来て下さって、プレゼントしてくださったパレットナイフには、『喫茶ドセイノワ』と刻印がされていて、それを準備してくれていたのも、本当に嬉しかった。

喫茶ドセイノワのパレットナイフ


出店でお世話になった方々も、お取引してくださった皆さんや、工事をしてくださった方も、お店を始めようと決めた時から、長い長い時間が掛かってしまったけど、その間に出会えた人達が、こんなに沢山いてくださるんだ。

という事にも、なんだか改めてびっくりしました。

苦しい事も、悲しい事も色々あったけど、
全部全部、ここまでの道のりのために必要だったし、一緒の仕事仲間ではないけど、もっと広い意味で沢山の繋がりができた事に感謝の気持ちでした。

色んな感情が入り混じって、
あとプレオープンが終わった4日後には、
本番のお店のオープンもあって、疲れもあるけど、
張り詰めた気持ちのせいか、ずっと頭は冴えていて、やらねば!というか、生きねば!ノンストップ鼓動!みたいな日々がまだまだ暫く続いて行くのでした。

看板の位置を決める私

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