「サハラ砂漠でラクダにのらない?」という誘いがきたので、アフリカに行くことにした②
さて、モロッコのマラケシュについて、無事にお金も手に入れた。
シャトルバス乗り場は分かりやすく、道を渡って少し階段をあがったところの、タクシー乗り場と隣接したバス停が乗り場だ。
30分に1本なので乗ってから暫くたって時間通りに動き出した。ちなみに入国審査で誰かが手荷物(アタッシュケース)を通路に置きっぱなしにしたせいでちょっとした爆弾騒ぎになり、入国するまでに1時間掛かってしまった。
ぼんやりしていたらいつの間にかバスは出発し、いつの間にか目的地である「フナ広場」へ。
着いたのに分からなかった。
運転手さんが観光客がよく降りる「フナ広場」に着いても降りない私に「マドモアゼル?!降りないの?」と声をかけてくれて、ここが正解かわからないままとりあえずお礼を言って降りてみた。
正解だった。
私は本当に適当に旅をしている。
Googleマップの存在を思い出し現在地を確認すると、宿まで歩いて8分だ。友人が旧市街地の中に宿をとってくれたので、宿で友人と落ち合う事にした。
本当はフナ広場で会うはずが、私が「ここはどこ?」状態だったため、諦めたのである。
モロッコの基礎情報としては、言語はアラビア語、ベルベル語、そして外国語としてはフランス語。フランス植民地だった為。
なので運転手さんの声かけが「マドモアゼル?!」だったわけだが、マドモアゼルはなんだか嬉しい。だいたいマダムである。
モロッコの歴史をみてみると近現代史の植民地闘争が痛々しい。日本、島国で良かった。
立憲君主制のイスラム教国。アフリカでありアラブであり地中海世界の一員。オリエンタルである。識字率は70%程度、女性のほうが低い。宿のメイドさんはアラビア語が読めなかった。
急激な発展のため地方と都会で格差が激しい。
イスラム教国としてはかなり柔らかく、女性からも離婚できる。しかし条件を満たせば4人まで妻を持てる。
イスラム教の派閥としてはスンニ派。お酒と豚は嗜まないが、お酒を飲む人は多そうな印象。手に入りずらいが、主に外人向けに売っているスーパーもある。
さて、Googleマップを頼りに宿へと向かう。スーク(商店街)ではスピードを出したノーヘルのバイクが容赦なく脇をすりぬける。
キャリーをガタガタ言わせながら、友人の待つゲストハウス、リヤドへと急ぐ。
Googleマップ、あるある。
目的地は見当たらないが到着する事件。
私は考えるのを放棄して友人に電話して迎えに来ていただいた。
路地の奥にありました。
これは分かりずらい、さすが迷宮の旧市街地である。
かなり綺麗なゲストハウスで現代的。
友人は洗濯も利用したようで、かなりフレンドリーで良いとのこと。感じの良いスタッフ皆様。
朝食のときハエとハチと戦っているとお香を焚いてくれた。マラケシュはまだまだハエが少なく、これから行くフェズで震撼する事になる。
モロッカンティー(ミントティー)は至る所で振る舞われる「モロッコのウィスキー」だそう。目の覚めるお味。甘くするのが好み。
暑いときに熱いお茶を飲む文化は、ツライ。
氷が手にはいりにくいのもあるのでしょうが、文化的な要素も感じる冷たい飲み物の少なさ。
暑いときに熱いお茶で汗をかいて涼むのがモロッカンスタイル。そんな……
生ぬるいよぅ。
冷たいアイスコーヒーが飲みたい…
日が暮れるまで友人とスークを探索、写真撮影、お腹すいたら夕ご飯。
モロッカンペストリー(甘味)はかなり癖があるので注意。芳香剤の味が………香り付けがかなりキツイ。注文する場合は覚悟が必要。
モロッカンサラダは生水をつかっているのでご注意を。酸味があって美味しい。
私は平気だったが、友人はこのあと別の都市で腹を下すことに。