アナザー
アナザーストーリー そして
嵐がやってくる さけられない嵐だ、力のないものは逃げろ、どこでもいい
きっと円を描いて、神々は争うのさ、そしてオイラは信じた、この嘘の世界を
なにもかも 混ぜれば嵐がくる なのにあの子は、まだ混乱の中にいた、
オーディンが雷と風を連れてくる、ゼウスとポセイドンが海とイカズチを連れて戦う
そうさ 神の軍勢は、村も国も吹き飛ばしていく、目を閉じればあの子と娘が仲良く手を取り合う姿が。あのドアがいつも開いていて、なのにオイラは近づけない、オイラは自由で
雑多を片付けたら、娘の涙を止めたいだけ、今もきっと父親のオイラを待ち望んでいるはず
目を閉じてオイラはなにもかも無視する、そしてオイラは歩くのさ 円を描きながら
耳を塞いで嘘の世界の中、そしてオイラは信じた、あの母親の良心をけれど嵐はオイラの体を掻き乱し、嘘の世界の中でなにもかも吹き飛ばす。
オーディーンは、自分のことしか考えないのさ、知識と力は自分のためと思っている、雷が大空を支配した、空の色が変わって槍が大地に降り注いでいた、後の未来など考えないようにしていた、海鳴りが聞こえて、裸の王が津波を引き起こした、そうさ生き残れるものか? さらにゼウスが雲と一緒に人を攫い、天空の街に人が連れ去られていく。
目を閉じておいらは、なにもかも無視する、そしてオイラは信じた、この嘘の世界を
沈黙をしていても、母は娘を泣かす、だからオイラは戦いから逃げ出して、娘のところへ
いくことにした、そうさ 嵐はオイラの中をぐちゃぐちゃにした、
そして空の色が変わって嵐がやってくる、だけどオイラの両手には愛があって
なにもかも飛び散る前に 失う前にタクシーに飛び乗ったのさ
「へい タクシー三重まで。」
あの子には幸せになってほしいから 未来は嘘の世界になってほしくないから
沈黙はオイラに答えを出させた。