卒業
花吹雪の向こうで 手を振る人がいる 6年ドラマの終わり 喝采で幕が上がる
暖かい黒板のチョーク絵 汽車は明日へと 思い出を乗せて
泣いたり笑ったり 悔しかったり 友達の暖かい手に導かれる
今はまだ その身にわからなくても 感謝の言葉がドラマになる
さよならの向こうで未来の君が待っている 振り飛ばされないように
未来の風になれ 今はただ その流れに任せて 終わりのない旅にゆけ
発車のベルに振り向き 街に灯りが灯る 過ぎし過去より
見えぬ明日がいい 汽車は朝から夜へと 新しい夢繋ぐ
別れと出会いを繰り返して 君は大きく飛び立つ 憧れは胸にしまい
ただ 町あかりが胸に沁みて 残雪を残して君はゆく
まだみぬ土地へ ベルがなる 君の旅立ちに乾杯