徳山村
山村
いつ 現代
どこ 村
誰 田畑 香織
どういう話 忘れていた記憶を思い出す話。
死者から生者に電話をする話
第1章 ゴーストレター
派手に遊んでキープゴーオン月を呼んで悩みを捨てて気楽に、仕方ないから笑っている、ちょっとだけスイングDAY、街の中で優しさ求めている、手のひらに夢を集めて。
真面目は何もならないよ、ちょっとだけ悪ぶってフリーハッピーまだまだわからないから、ただよっているだけ。私は明るい幽霊で死んでもわからない、グッとあなたを抱きしめたのなら、それだけで天国が呼んでいる。愛してるなんて素直に言えなくてもし、あなたがやさしさをくれるならきっとさみしさを分かち合う、ハローみなさま、君を見つけるために地縛霊には就職しなかったのよ、どこにでも私はいる、気持ちはあなたといるけど、たまにあなた以外を見かけていい男と思ったこともある、それでも誰かの気持ちに触れることができたなら、きっと明日は風の中生きていける気がする。道に迷ったならば、そっと声をかけてあげる。通りでやさしい風にあなた吹かれたなら、私を思い出すでしょう?
今緑の電話ボックスにあなたからの、電話を待っているわ。もし私にダイヤルしてくれるなら、きっと私はあなたのソウルメイトになるでしょう?そう思っていたのにあなたからの電話はないわ。
香織「あーあこういうとき迷うわ、私からかけたいのに、がちゃがちゃした女と思われたくないな。」
ここから先は
1,110字
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?