私が性嫌悪になった理由~いおりの場合~④番外編
※この記事には、性的な表現や、性犯罪に関することが含まれる事があります。
トラウマのある方や、嫌悪感のある方は、ぜひ読むのをやめてください。
自己判断でお願いします。
またしばらく間が空いてしまいました。
元々物書きではないのと、アウトプットが下手で遅筆ですみません。
それでも、時々見てくださる方がいることをうれしく思います。
まず、皆さんに訂正とご報告をしなければなりません。
「全然大丈夫じゃなかった!!!!!」
「私が性嫌悪になった理由~いおりの場合~」を、①から読んでくださった方は何となく「ああ、もう過去の事として割り切れているのだな」と感じたかもしれません。
私もそう思っておりました。
過去は過去。
変えられないけど、どうにか折り合いをつけて生きていくしかないのだと。
しかし、そう上手くはいかないですね。
人生ままならないものです。
今回は「番外編」と称し、③を書いたのち何が起こったのか、書いていこうと思います。
ざっと目次。
1.事の発端は母のフェイスブック
2.フラッシュバック
3.初めての精神科
1.事の発端は母のフェイスブック
本当に不思議な話なんですが、今まで、フェイスブックのフォロワーに「母」がおりまして。
親類一同が相互フォローだったため、断れず、フォローしていたんです。
ええ、あの、宗教にはまり教祖に私を(性的な意味で)差し出した、あの母です。
母は、今現在、また新たな宗教(実際には習い事)にはまり、また変なおじさんを「先生、神さま」と呼び、たびたびそのおじさんの記事を上げる。
もうそれだけで、私にとって嫌悪の対象であるアカウントだったのですが。
その母が、親戚の女の子を撮った動画をアップしていたんです。
詳しくは割愛しますが、まだ幼い女の子に「○○ちゃーん。○○ちゃーんかわいいねぇ」と猫なで声で話しかけている動画で。
それを見た私の精神状態は限界に。
どうにも平静が保ってられず、思わずこの動画に反応してしまいます。
(これが本当に余計な行動だったと後に思うが、どうにも我慢できなかった)
「あなたはこの年頃の私に何をした?
私は未だに忘れることができていない。忘れてはいないぞ」
そんな内容で、ほかの人が見ても何かわからないようにぼかした言い回しでコメントをしました。
そこで何かを察したのでしょう。
それは口留めかもしれませんし、罪悪感からかもしれません。
ですが確実に昔の件を指していると伝わったのでしょう。
冠婚葬祭など、よほどの用事がない限り連絡をしてこなかった母から、急にラインと鬼電が入ります。
何のことを言われたか、察したうえで、だと思います。
厚顔無恥にもほどがある。
「いおりちゃーん、久しぶりぃ。元気にしてるぅ?」
「関東では地震があったんだって?大丈夫ぅ?」
「返信がないから、母は心配してますぅー」
「暇な時でいいので、折り返し電話してねぇ」
などと、猫なで声が録音された留守電を聞いたあとは、頭の中にはずっとこの声がこびりつき、また電話が鳴るのではないか、と常に緊張状態は続き、私の精神状態は悪化。
「どの面下げて、お前のせいで」という怒りや、
「なぜ私だけ、いつまでこんなものに」という苦しさ。
始終そのことばかり考えるようになります。
すると、今までになかった体の変化が表れ始めました。
そう、
2.フラッシュバックです。
本当にあった事なのかもわかりませんが、教祖が私に話しかける声や、被害にあっていた日々の景色、行為そのもの、検察に事情聴取を受けている時の事を、不意に思い出すようになったのです。(妙に生々しく、思い出してしまえばもう、思考がままならず、泣くばかりで何もできなくなります。)
そう、いままで「思い出せないけど、こんなことがあったぽいんだよねー」といっていたものが、断片的に思い出せるようになってしまったのです。
(全てではありませんし、もしかしたら頭の中で私が作り出している光景なのかもしれませんが。)
だんだんと日常生活に支障が出るようになり、軽い不眠症に陥ります。
不眠症の影響と思われますが、日中集中できず、書いてある文字が読めなくなった時に、「これは不味い」と、精神科に行くことにしました。
(そのころは、お弁当の温め時間や、アプリで調べた乗り換え路線が読み取れず、焦ったりしてました)
3.初めての精神科
満身創痍状態だった私は、初めて精神科にかかります。
「解離性健忘症」だろう、と訴える私に、医者が行った病名は
「心的外傷後ストレス障害」
いわゆる、PTSDと言われる障害です。
んんん?「過去を他人事のように思えてしまうので、解離性健忘では?と思っていたのですが。」と伝えてみたのですが、まさしく
「心的外傷後ストレス障害」の症状として、「解離、健忘、集中困難、フラッシュバック、不眠」の症状があるそうで。
解離性健忘もその影響だろうという事でした。
「私が性嫌悪になった理由~いおりの場合~③」では、「平気平気もう過去の事です!」みたいなスタンスで書いていたにもかかわらず、全然平気じゃなかったようです。ごめんなさい^^;
他人事ではなく、間違いなく、自分事でした。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは・・・こちら。
まさしくそのままですね。
基本的に、軽減はあっても全快はないそうです。
「記憶の侵入を阻止し、原因を思い出さない様子すること、日常生活に支障をきたさない様に生きること」、を目標に治療を始めました。
薬は現在、鬱病の方と同じパキシルという薬が処方されています。
それから、
「嫌な記憶を思い出すものを遠ざけること」。
母の携帯の番号を着信拒否し、ラインとフェイスブックはブロックし、留守電を消しました。
「そろそろ結婚したいな」とか、「恋人ほしいな」とか、そういうのも、「性行為ができない原因」を思い出してしまうため、なるべく考えないようにしています。
やはり、影響は無視できないほど大きいようです。
まとめ
悔しいですが、まだまだ私もとらわれているようです。
いつになったら解放されるんでしょうか。
男性嫌悪も加速し、「恋愛的にアプローチ」をしてきた男性がいたのですが、「そのお付き合いの先には性行為がある」、と思うと、とてもじゃないですが無理でした。
(その方自身がどうというわけではなく、私が、無理なんです。)
性嫌悪なのは、この状況じゃ、改善しようがないですね^^;
幸せになりたいだけなんですけどね。
また、
「事件の裁判記録を見ようと思い、検察庁に問い合わせをした話」
「私の被害のお話が、元刑事の方が書いた、児童被害の話をまとめた本に取り上げられていた話」
「母が「同意書」なるものを、教祖と交わしていたのではないかという疑惑」
「刑期が満期を超えていることに気づき、出所した加害者に逆恨みされているのではないか、と眠れなくなった話」
「フラワーデモの話を読んで、泣きすぎて吐いた話」
など、この短期間で書きたい出来事が怒涛の勢いで起こり、少し疲れたようです。
またいつか、余裕があり、時間があるときにでも書きますね。
いおり
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