私たちが無意識のうちに信用してしまうものにカラクリが潜んでいる
今日は苫米地英人さんの「現代版 魔女の鉄槌」を読みました。
苫米地博士は、脳機能科学の世界的権威でもあり、メンタリストDaigoにも大きな影響を与える人物。特に歴史や金融の知識に富んでいて、本書も歴史的な流れから現代の情報操作、奴隷化されている私たちについて述べてあります。
他の本も読んだことあるのですが、スケールが大きくて、思考が深く鋭く、読めば読むほど自分の無知さが如実になります…。
まず、中世ヨーロッパで行われていた「魔女狩り」というおぞましい風習がどうして生まれてしまったのか。それは政治的背景のある宗教、聖書を代表とする書物により、権力者の都合のいいように洗脳されてしまったからです。
「グーテンベルクが魔女狩りを生んだ!」という小見出しがあるように、本という印刷された言葉によって洗脳が生まれました。
この一節を読んだときに、私は生まれてこの方、常に身近にあるものに対して疑いを持って来なかったんだと気づかされました。この「当たり前」「日常」に潜んでいる盲点は、逆手にとれば、洗脳されてしまうのは当然です。一部の権力者などによって、盲点を突かれ、私たちは洗脳を受けてモノを考え、行動し続けています。
「『現代版』魔女の鉄槌」という題名の通り、現代でも私たちは洗脳され、魔女狩りと似たことを行ってしまっているのです。中世では印刷物が洗脳の材料でしたが、現代ではSNS、特にツイッターが材料となっています。
さらにツイッターの刷り込み効果が加わり、私たちは本人の自覚なしに、信憑性もソースもわからない認識が作り出されます。これって本当に怖いことです。どこの誰が発したかもわからない情報が、我が物顔で私の中に居座り、それによって思考や好み、行動、生活全てを握られてしまう。そんな偽りの世界に生きるのはごめんです。
最後に苫米地博士は、
と言っています。私たちのお金に対する欲望は現実を見失わせます。お金に価値があると思い込んでいることも洗脳の一つであり、そのスコトーマ(盲点)を明らかにしていくことこそがカラクリを見抜く方法の一つなんだと考えました。
こんなご時世だからこそ、みんながそれぞれに見聞きしたこと、感じたことを発信しています。それを何の気なしにみていると、権力者の思うツボ。自分と周りの人のために何ができるのか、何が必要なのか、というシンプルなことを見つめ直そうと思います。
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