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私のお葬式

相続周りの民法改正の原稿を書いてたら、ちょこっと自分の終活が気になった。

シン・エヴァの冬月先生みたいに、パァン! と、消えて逝けたらいいけど、独居の私が今、ここで死んだら液状化したりしてマンション管理会社をはじめ、いろんな人に迷惑かけるなあ。


いや、ちょっと待て私。薄い本やら腐った漫画など、“人に見られたらものすごく恥ずかしいもの”はどうするんだ? そんなんあかんわ、死ぬに死ねん。
ほかにも、雀の涙ほどの預貯金や家具の処理、公共料金の停止届とか代行してくれる第三者が絶対に必要だよね? 遺影はどれにしようか、いや、その前に葬儀はするのか?

そこで、自分の葬儀について考えてみた。

オープニングBGMは、吉本新喜劇のホンワカパッパ ~、〆は人間椅子の針の山。アンコール(あるのか?)に魂のルフランあたりかな。
白黒モノトーンの幕はしんきくさいし、ラスタカラーなんかがいいな。しんみりするのもつまらんし、誰かに手品とか生前の私のエピソードを盛り込んだコントとかしてもらって、森繁久弥の名前を語った弔電もほしい。

焼香は必ずお悔やみの言葉付きで。ただし、誰かの物まね口調でしなければならないのがルール。「えー森進一でいきます。このたびは・・」みたいな感じ。

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引き物は、もらって迷惑なおかんアート、香典返しは、いやげものでいきたい。参列者代表の挨拶は誰にしよかなーとか考えると、私の葬式、むちゃくちゃ楽しそうだ。

ああ、参列できない自分が悔しい。

ブログ「パーラー永浜商店」より加筆転載。


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