安定段位は一体いつになったら本当に安定するのか?
安定段位...
あるプレーヤーが無限に天鳳を打ち続けたら理論上どの段位になるのか?を示す指標である。
天鳳における最大の発明であり、天鳳における強さの指標としては現段階で最も有効な指標の一つである。(と僕は思っている)
一天鳳民である僕も、
確変を引いたら即座にのどっちを起動して安定段位がどれぐらい上がったかを確認し、
地獄に入ったらブックマークからのどっちのURLを削除するという動きを繰り返している。
しかし、当然ながらこんな疑問が湧いてくる。
安定段位っていつになったら安定するんだ..?
僕は鳳凰卓東南戦を毎月100本以上打っているが、それはもう毎月もの凄い勢いで安定段位が反復横跳びするのである(よく見てるから気付けている)。よー動くなあ〜と思う反面、
お前全然安定しねえじゃねえかとも思う。
このnoteは僕が日々翻弄されている「安定段位」という概念が、一体どれくらいの打数を重ねると本当に安定するのかということを検証することが目的である。この概念が名前負けしなくなるのはどこからなのか。
我々はのどっちの奥地へと足を踏み入れた...
鳳凰卓安定段位/
例えば1着-2着-3着-4着を全て25%ずつマークすると「7.0」となり、そのプレーヤーが鳳凰卓内の平均であると考えられる。
(無限に打ち続けると7.0段で安定すると解釈)
一般にはざっくり安定段位は8.0を超えたあたりから強者と認定され、8.5を超えると超強い、9.0を超えてしまうとレジェンドとして認定される。(たま子所感)
歴代天鳳位(18アカウント)の平均安定段位が
8.9ぐらいである。
のどっち/
末原さん@nodocchi_moe が運営する、
天鳳のありとあらゆるデータを分析し公開している神サイトである。
天鳳プレイヤーは末原さんに足を向けて寝ることが禁止されている。
やり方
①EXCEL上に安定段位算出用のフォーマットを用意する。
②仮想の成績に100戦単位の地獄(後述)をぶつけていき、-0.1以内に収まったら「安定した」と判定する。
数学的な解を得たい訳ではなく、
気持ち的になんとなく範囲が分かればよいのでざっくり基準を定めた。
と言う訳で早速やってみよう。
300戦
なんかいいサンプル無いかな〜と思ってた時にこんなやり取りを思い出した。
2年前の若かりしたま子九段である。
300戦の確変を自分の実力と勘違いし、身内に成績を自慢している様子が描かれている。
あまりの分かっていなさ具合に普段優しい身内も騒然としている。
そこで...
これを...
計算機にブチ込んでいく。
作ったら愛着が湧いたので「確変くん」という名前を付けた。
そして...
俺TUEEEEE真っ只中のたま子九段に...
あらかじめ用意しておいた地獄をぶつける。
九段配分なら▲2415ptの大ダメージである。
(七段▲1485pt、八段▲1950pt、十段▲2880pt)
アイヤー!!!!
すると.......
-1.93。吹き飛んだ。
やはり300戦程度では100戦の地獄で安定段位が塵になってしまった。
平均着順も2.406→2.482に落下。
レジェンドライン9.0を軽々超えていた
たま子九段が、100戦パンチで変わり果てた姿に変わってしまった。
この打数ではとても安定段位を天鳳の実力としては使えないことが見て窺える。
実際に九段折り返しから100戦地獄シャワーを浴びたたま子九段が身内に泣きつくも...
やたら冷たかった。当然である。
今後は確変を掴んでも正しく「確変だ〜」と認識し、不用意に調子に乗ってしまうことを防ごうとこの時初めて学んだのであった。
確変を引いた時は己の謙虚さを試されているとつくづく思う。
1000戦
設定している安定段位が9.0超だと地獄を喰らった時の下り幅もやたら大きくなってしまう
ことにここで気付いたので、
ここからは同じ安定段位を用意して検証を進めていく。
1000戦8.04段くんを作った。
今後は8.04段くんがどんどん打数を重ねていく設定にする。
では早速「地獄」を...
-0.5。やはり吹き飛んだ。
平均着順も2.46→2.482に落ちた。
1000戦でも積み上げてきた安定段位が
100戦程度の地獄で吹き飛んでしまうようだ。
実際には100戦を軽く超える地獄が待っているというのに...
2000戦
2000戦8.04段くん。これでどうだ!
-0.26。
マシになってきたが目標である-0.1幅までは遠い様だ。
そもそも、例えば普通の会社員が頑張って月に100本東南戦を打ったとしても、
2000回打つのに1年8ヶ月かかるのだ。
2000回も頑張って打ち続けて積み上げた成績が、100戦の地獄で吹き飛ばされるなんて...
ちなみに僕は今日時点で2400戦程なので余裕で吹き飛ばされる圏内である。
(実際に先月▲3000ptパンチを喰らって塵になっている)
4000戦
いよいよ4000戦である。
8.04段くんも平日10時間働き、同僚からの飲みの誘いを断り、毎月100本天鳳を打つ生活を3年4ヶ月ほど続けて、この数字を積み上げてきた。
どうやらその時間を使えば国家公務員1種にも合格できていた様だ。
酸いも甘いも経験してきた彼に、
まだ100戦3.81段パンチは通用するのか?
-0.13。わりと効いている。
でもかなり安定してきた感じがする。
生涯年収をドブに捨てて臨んでいるのだからこれくらい当然。目標の-0.1幅までもう少し。
5000戦
天鳳界で挨拶とされている5000戦の登場である。実に48ヶ月。さっきの感じだとここら辺でゴールとなりそうだが...
というか8.04段くん普通に強くないか?
-0.11。おしい〜〜〜〜!
8.04段くんが4年ちょいかけて積み上げてきた数字も、100戦パンチでまだ動く。
そしてこの辺りで
鳳凰卓のプレイ時間が2000時間程経過。
この間に税理士が一人誕生している。
6000戦
5年間月100本打ち続けてきた8.04段くんもいよいよこれでゴールっぽい。
5年間飲み会の誘いを断り過ぎてもう誘われなくなってしまったが、強くなる為には仕方がなかった。よく頑張った..
-0.09。感動のゴールや!
目標の-0.1ラインを下回ったのでここで終了。ここまでに鳳凰卓にかけた時間(3000時間)で
公認会計士が誕生してるけどまあ良かろう。
結論としては、
・安定8.04段くんが100戦3.81くらいの地獄を浴びても安定段位が-0.1以上変動しなくなる(=安定したと判断できる)のは
5000戦〜6000戦ライン
ということになりそうである。
条件が限定的過ぎて参考になりにくいが、大体こんなもんだろう。
先人たちが「5000戦は挨拶」と口々に言っていたのも今なら納得できる。
僕も最低でも5000戦までは黙って打ち続けなくてはならない...と心に誓うのであった。
でも...
メガ地獄をぶつけると...
-0.26。再び大きな揺れを取り戻した。
結論
あまり安定段位を気にし過ぎても身体に悪いということが分かったので、目の前の麻雀に集中して楽しくやるのが良い気がする。
いつか10000戦打ち切った時にワクワクしながらチェックだ!
読んでくれた方の天鳳ライフが少しでも豊かになったら嬉しいです。
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