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フランスのパンクロック
皆様、こんにちは。
パンクロックが不毛な土地、フランス。
パリに来たばかりの頃、パリジェンヌの友達の紹介でパリのロックバンド「RIKKHA」と踊らせてもらった事があります。
ボーカルの超多彩かつクールなJuliette Dragon、この方バンドもバリバリやってるし、なんとパリのバーレスク教室の先生でもあります(最近は海外でも教えている)。なので、演奏中は多数の生徒さん達、バーレスクダンサーが出演しているのです。しかも彼女は185〜190㎝位の身長で、もう立ってるだけでめちゃくちゃ格好いい。いつも笑顔で女の子達をまとめるスーパーウーマン。イベントも2ヶ月に1度位の頻度でやったりして、凄くパワフルでいいエネルギーしか出ていません。
ちなみにわたしはめちゃ可愛がってもらっています。とてつもなくありがたい事です。
自ら他国に来た場合、コミュニティーと言うか人の繋がりは命とも言えましょう。売り込みも勿論大事なのですが自分からの売り込みだけがいい訳でもなく、わたしの場合はやはり人の縁があってこそお仕事に繋がるのだな、としみじみ思いました(東京でもそうだった)。
ヨーロッパでの仕事は人の繋がりが一番大事、とも言われています。
このバンド、なんとドラムは日本人。フランス在住25年のミュージシャン、えみこさんとの対談はこちら。フランスの夢物語ではなく、現実とフランスと音楽シーンなどについて話しています。
バンドと一緒に踊るのは、実は日本でも何度かやっていたので緊張もなくリハーサルもやらず、ぶっつけ本番でした。楽屋には大量のビールが置いてあってみんなでスタートからビール飲みつつ、出番、そして再び飲む、みたいな(笑)。さすがロックバンドのイベントであります。
そんなロックバンドのRIKKHAが6月に日本のバンドを呼んで再びイベントをやるんですね。ドラムのえみこさんが大阪と言う事もあり、大阪のバンドが2バンドパリに来ます。
(行きたい!と言う強者がいらっしゃったらコメント下さい)
こういったイベントって、バーレスク!と言うのは求められていなくて、いかにイベントに合わせられるか、だと思うのです。パンクロックイベントなので勿論そのジャンルの音楽、パフォーマンスが求められます。
普段のショーで使えない様な曲が使えたり、がしがしと好きに踊ったり出来るのでこういったイベントは結構好きだったりします。
わたしの音楽の幅はとても広いのですが、シチュエーションに合わせてどんどん変えています。普段使えない自分の好きな音楽を使える、と言うのはなんとも嬉しい事です。踊るには音楽が不可欠ですから、音楽なしにショーは成立しません。
メインはバンドだし、動く必要がないのでピンヒール履いて踊ったり。ちなみにギタリストもヒール履いています。
しかもこの時はレコード発売記念で超満員。場所は元中華レストランが現在ライブハウスになってる、Le Chinois (The Chineseと言う名前)。現在はHPがなくなってしまいましたがお店は健在です。パリの少し郊外にあり、めちゃくちゃアンダーグラウンド。とてもいい箱でした。
海外のアンダーグラウンドシーンは本当に面白い。
そしてこの時、一番嬉しかったのは後日フランス人のお客様から翻訳したメッセージを頂いたこれ。
美しいダンスをありがとう。私たちの娘は7歳です。彼女はあなたが素晴らしいダンサーだと言いました。
7歳の子が来てたのにもびっくりだけど、そんな子が親に伝えてくれたなんて! と感無量でした。沢山の人に直接褒められたり、こうしてメッセージを頂く事程嬉しい事はありません。胸にじーんと響きます。
日本でも勿論ありましたが、こちらに来て嬉しいのは観た人が何かしらの手段で感想をダイレクトに伝えてくれる事。そしてよかった、どんなに素敵だったか、と言う事以外余計な事を言って来ない。ちなみに日本(と言うか一部です)だと、あれをもっとこうした方がいいよ、など不毛なアドバイスを直接言って来る人がいます(大体が年配の方…笑)。
確かにフランスはロック不毛の地ですが、好きな方は結構いらっしゃるんですよね。我が家のマダムの旦那さんは、ロックが好きで聴いたり弾いたりしています。わたしも偏ってはいますが勿論聴きます。
写真に写ってる3人のうち、2人は仲良しのパリジェンヌ。慣れない土地で不便があるだろう、といつも気遣ってくれる頼もしい存在です。
パリは観光スポットだけでなく、ナイトシーンも面白い場所が沢山あります。ガイドブックには載っていないナイトシーンを、これからもお届けしていきたいと思います。
また近々お会いしましょう🌹
©2010-2019 Maico Tsubaki
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