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フランス生活の思い出 -食品編-

皆さん、こんにちは。

前回はフランスで生活した中の食事について書きましたが、今回はフランスの日常的な食品について書いていきたいと思います。わたしは食いしん坊なので、ついつい食に関する話が多くなってしまいますね。でもわたしのnoteは食に関する記事と美容の記事が1番の人気だったりします(笑)。

フランスは美食の国と言われていますが、実はフランス人はそんなにこだわりがない・・・と言いますか、味音痴な方が多い気がします。日本人の様に美味しい物を食べに○○まで食べに行く、と言う人はいるとは思うけど、あまり聞いた事がありません。
わたしは日本人が(日本が?)1番の美食家だと思っていますよ。

わたしが住んでいたのはフランス家族と共に一軒家の家で、地下から3階までありました。まずは家が広い、家族が多い(子供3人)ので、全ての物が大きい。家族が多いのもあり、ストックの数が凄いんですよね。
地下には食料とワインのストック部屋もありました。

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これ、全部バターなんです。
フランスはバター・ワイン・チーズの国と書きましたが、バターの国を象徴するかの様なこの光景。無塩・塩入り・普通のバターと合わせてこの日はなんと7個入っていましたが、料理は勿論、お菓子も作るこの家でバターがなくなるのはあっという間なのです。しかも1個が大きいの。

バゲットにバターはお約束で全員が食べるのもあり、凄い消費量でした。

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フランスでお米の様な存在、と言えばバゲット。日本でいうフランスパンに近いですが、実際食べてみると全く別物だと感じます。フランスのバゲットはもう少し細く、柔らかく、味わい深い味で値段も非常に安く、大体1本1€しません(1€=124円前後)。

バゲットは大量に買い溜めし、半分に切って冷凍しておくんですね。そして食べる時にオーブンや、トースターの上に置いて温めて食べてるのをよく見かけました。
そんな常備食であるパンを入れるこの箱、まな板の様な板は切った時に屑が溝に落ちる様になっているんですね。ナイフも包丁、と言うよりギザギザがついてバゲット専用?と言った感じ。

みなさん小腹が空くとここに来て、バゲットをちぎってバターをつけて食べていたり。

わたしが食べるのは夕食時だけでした。美味しいんだけど、毎日食べていたら確実に悪太りしそうですもの(笑)。

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我が家のマダムはお料理好きで、よくこんな瓶詰めを作っていました。この時期は人参でしたが、以前はドライトマトのオリーブ漬け、ミラベル(金柑っぽい果物)を煮た物、炒ったアーモンドやナッツ系など非常にバリエーション豊か。

焼き菓子もワンホールのアップルパイ(一晩でなくなります)、デニッシュ、クイニーアマン、パウンドケーキなどもマダムが2日に1度位作っていましたが、恐ろしい量のバターもお約束(笑)。

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わたしがパリで物凄くハマって常備していたClementinesのジュース。これはオレンジではなく、みかん、と言った所でしょうか。胃に悪いよ!と言われていましたが、毎日飽きずに飲んでいました(笑)。バルセロナでもベルリンでも買って飲むジュースはClementinesばかり。

写真下は、これもフランスっぽいなー!と思ったクリーム。液体のフレッシュクリームも売っていますが、これはどちらかと言うと少しだけ固めのクリーム。この他にもホイップスプレーなども売っています。少しだけ酸味が効いてて甘くないのですが、実に濃厚で美味。カロリーは恐ろしいんですが、これに写真のキャラメルをかけて食べるととても美味しかったです。

右上はフルーツのコンポート。フランスは実に沢山のコンポートがこうして売られているのですが、コンポート文化なんですよね。マダムもしょっちゅう!作っていました。来た頃はたまに買っていましたが、フルーツはそのまま食べる方が好きなのでいるの間にか買わなくなったなぁ。

季節によって果物が変わりますが、いちご・チェリー・ルバーブ・りんご・栗・アプリコット他、実に沢山の種類があるんですよ。
ヨーグルト文化もかなり大きいかと思います。
スーパーのヨーグルトの種類ったら!
我が家にも常備されてたコンポートとヨーグルト。この2つが切れているのは見た事がないかも(チーズとバターはあるのが当たり前)。

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ここはコンポート売り場。子供のおやつにあげてる方も多かったですね。
子供が食べやすい子供用のコンポートもあります。

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こっちは右一面、ヨーグルトです。凄いでしょう?
チョコチップ入りヨーグルトからフルーツ、BIO、濃厚なクリームの様なヨーグルトまで実に沢山の種類が売っています。

ちなみに右端はバケツで売ってるヨーグルト。人数が多かったらあっという間になくなりますよね。チョコチップは日本でも販売して欲しい一品。あまり甘くないのですが、癖になる味でした。

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広くて何でも揃ってる、思い出深いキッチン。

大体どこの家にも食洗機があるヨーロッパですが、せめて水で流してから入れたら・・・?と思う事も度々ありましたが、そのままでいいわよ〜と言われるんですよね(笑)。洗い終えても案の定落ちていない事が当たり前でした。

こちらにきて結構びっくりしたのが、衛生面での概念がまるで違った事。勿論人にも場所にもよりますが、パリは圧倒的に道も地下鉄も汚く、ゴミもタバコもポイポイ捨てるけど、人々は気にしてない様子でした。我が家も皆さん、あまり気にしないんですよね。マダムのみが神経質な程綺麗好きでしたが、汚す人数が多いので綺麗な状態を保ってはいられないんです。

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ここ1階は土足なのに、水滴を垂らすとすぐ拭かれたり(水をこぼす、ではなくて垂らす、ですよ)。

文化の違いはわたしにとって面白くもあり刺激的ですが、フランス式をやんわりと押し付けられた後半は非常にストレスでした。

ここはフランスなんだからフランス式で食事しろ、と言いたいのもわかるけど、わたしは他者や他国の人をリスペクトしたい人なので結構面倒臭かったなぁ。

フランス生活の思い出、次回が最終回。


また近々お会いしましょう🌹



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Maico Tsubaki
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