瞬きの中の永遠〜蜷川実花展〜
12月5日から虎ノ門ヒルズステーションタワーで開催されている、蜷川実花展に行ってきました。
本展のコンセプトは
「瞬きの中の永遠」
日常の中にある一瞬から普遍性を見出し、人々と未来とをつなぐことを大切につくられたそうです。
空間、写真、映像、光、色、音…
すべてが融合し調和したすばらしい展示で、思わずため息が出るほどの美しさに圧倒されました。
そのあまりに幻想的な美しさに、この世のものとは思えない非日常感を抱くのですが、蜷川さんの撮影する作品はすべて日常の延長線上で切り取られた景色ばかり…
だからこそ、斬新で見たことのない展示でありながら、誰もがどこか懐かしさを感じて、心が震えるのかもしれないなと思います。
いつも、蜷川実花さんの作品を見ると、あまりのまぶしさと強さに圧倒されます。
そして、その眩しさの裏にはどれだけの暗闇を通ってきたのだろう、とも思います。
光と闇、生と死、愛と憎しみ…
この世界のどちらの側面も味わったからこそ、すべてをまるっと受容して、
その命の営みすべてが美しいのだ!!!
と訴えているような…
生きとし生けるものすべてを包みこむ大きな愛を感じ、魂が震えて泣きそうになりました。
百聞は一見にしかず。
2023.12.05〜2024.02.25まで
虎ノ門ヒルズ ステーションタワーにて開催中!
お近くの方や東京にお越しの方はぜひ!
五感すべてを使って楽しむ没入型の展示会。
これは行った人にしか分からない。
とてもオススメです。
そして、展示会をたっぷり楽しんだあとは…
虎ノ門ヒルズの中のおしゃれなお店で、美味しいお酒を飲みながら夫と
"どんなことを感じたか?"
"感じたことから何を考えたか?"
とあれこれ語り合うのが、これまた最高の時間でした。