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悠久の時を過ごす場所【HOTEL菊嶋邸】

悠久の時。ってなんだろう…
ワーカホリックなあなたなら、
「ゆうきゅう」と聞くと「有給」が浮かぶのでしょうか。

都会の喧騒から離れ
自然の中に身を置き
必要最低限のものの中で
「悠久の時」を過ごす

そんな体験、久しくしていなかったなぁ…

1日1組限定のお宿。
150年以上昔からある日本家屋をリノベートした宿泊施設で、母屋の一階がリビング、団欒スペース。母屋二階に寝室(シングルサイズの寝具が4つ)

離れの納屋を改装した、ダイニングルームでお食事が提供され

母屋の向かい側にある蔵はなんとお風呂&サウナ設備。

母屋にも檜の内風呂があります。

どこをどう使うかは、滞在者の自由。
スタッフの方は朝ごはんの支度時間から夜21時頃まで。スタッフ用の別建物に居らっしゃいます。

本当に素敵な場所だったので、気になる方はぜひ一度チェック&体験されてみてください。

HOTEL菊嶋邸

ちなみに「悠久」とは
遠い昔から続いていて、これからもそれが続いていくこと。とあります。

わたしは、ナレーターやMCなどの表舞台に立つ時には"久遠まい"と言う名前で活動しているのですが、
「悠久」と「久遠」は意味がとても似ていますね。

わたしの名前の由来は「音遊び」からきているので"チャラい"のですが、その後色々考えた結果、選んだこの漢字のおかげで、名前を伝える時に、話題になることがあります。

ずっと昔から今もあって、
そしてこれからもずっと続いていく。
カタチのあるもの、カタチのないもの
人の内側にあるもの、外側にあるもの

よく使うことばに「久しぶり」があります。
「久しい」(=長い間)+「ぶり」(=3年ぶりなどの"ぶり")  
友達や家族など親しい間柄だと「久しぶりー!」と言い合ったりしますよね

意味は言わずもがな。ですが
ふと、ビジネスでは使わないなぁと思ったわけです。

ビジネスでは同じようなことを伝える言葉に
「ご無沙汰しております」があります。

この「ご無沙汰しております」と「お久しぶりです」は何かが違う。何が違う?どう違う?

一度気になると止まらなくなるDNAは
父譲りなんだろうな…(余談)

改めて調べてわかったことは、
「ご無沙汰しております」には、長い間連絡や会いに行くなどが途絶えていて"申し訳ありません"の気持ちが含まれている。
一方で「お久しぶりです」には"お詫び"の感情はなく、単に「長い間会ってなかった」と伝えているだけ。
なのですね!

keyは「無」「沙汰」「おります」のセット使い。

まず「沙汰」には、淘汰する、選り分ける、物事の是非や正否を論じて決定すること。と言うことから「評議」「裁定」などの意味で使われます。
「警察沙汰」などがその例ですね。
一方で、「音沙汰」に代表される意味として「便り」「音信」などの意味もありました。

今回でいえば、後者の「便り」「音信」

「無い」
→連絡したり会いに行ったり(近況を伝える行為など)を行っていない となります。

ここまでなら、詫びる意図は含まれないのですが、その後に続く「おります」という謙譲語が付くことによって、「長い間連絡が途絶えており申し訳ございません」と言うお詫びの意図を含めて伝えることができる。

日本語特有の「謙譲語」マジック✨

ことば自体に「お詫び」は入れないのに、その気持ちを伝える。ニホンのビジネスパーソンらしいなぁ…と思いませんか??
わたしはそんな風に感じました。

企業研修などで日本語、言葉遣い、コミュニケーションを話題にすることが多いのですが、「敬語」中でも尊敬語と謙譲語を正しく使い分けることが苦手、と仰る方がとても多い印象をいつも受けます。年代性別問わず。
日本語を母国語として普段使っているにもかかわらず、自分の日本語に自信がない、と答える方がとても多い。

一つには「謙遜」もあると思うのですが、「難しい」「ややこしい」と言う印象が強くて、「正しいのかどうかがわからない」と言うこともあるのだろうな、と感じます。

わたし自身も整理してシンプルに伝えていきたいと思いました。

【悠久】から、とんでもないところへ飛んでいってしまいましたね。笑 

最後まで読んでいただき
ありがとうございました😊

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