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【バンクーバー島🇨🇦ワーホリ】具体的な仕事内容は?スケジュールや給料は?【飲食店・カフェ】

【私事ですが】2022年7月末から始まった1年2ヶ月のカナダ滞在をもうすぐ終えて、今週末日本に帰国します。

私はカナダ、バンクーバーの隣に位置するバンクーバー島の中のこじんまりタウンで約1年間ワーキングホリデーをしていました。

今回は、カナダで3つの仕事を掛け持ちしていた私が具体的に何をやっていたのか、1週間のスケジュールや体感、それぞれ印象に残ってる出来事などを紹介出来たらなと思いNoteに久々ログイン。
(ブログ開設などは渡航前から色々していたんですがひとまず記憶がフレッシュなうちにNoteで投稿することをお許しください。笑)

海外でのワーホリを計画している人への参考としてだったり、計画していなくてもワーホリで海外で働くってどんな感じなのか知りたい人に読んでほしいな、と思っています。

ワーホリ生活って、本当に”千差万別”で人の数だけ皆違う経験をしていると思っていて(それゆえに面白いのです)、アイランドでひっそり生活していたアラサー女子の一例として読んでくださるとハッピーです😊

※そもそもの目的など語りはまた別の機会に…



《ずばり結論》言いたいことたち

「ワーホリ」ってどうだった?

⭐️楽しかったなという気持ちでいっぱい。もうすでに恋しい。
ワーキングホリデービザは、一定期間その社会の中で働き現地通貨を生み出し、衣食住を回すことに集中出来るフリーダムビザ。ゆえに使い方は「カスタマイズし放題・選択肢無限大(言い過ぎ?)」で、好きなことや興味があったことを実現するにはちょうど良い。

⭐️場所選びは大事かも。私のいた街は同僚・お客さんともにローカルカナディアンとアジア圏を筆頭にした移民や留学生が6;4くらいでしょうか。仲良くなっていく中でカナダで暮らす人たちの価値観を知れたし、多国籍な環境なので世界各国の文化の違いを肌で感じれました。また、知り合う方々の年代やバックグラウンドもさまざまゆえに聞ける話の幅も広く、学びもたくさん。

⭐️自分の周りの世界が広がる楽しさ、外国人として生活する大変さ、現実との直面、かけがえのない経験とたくさんの出会いを通してその都度自分と向き合い、悩み、少しだけ強くなったと思う。涙

⭐️これからの自分の人生、どうしたいかを決めていくうえでこの1年は自分にとって知っておくべき・経験すべき経験だったと言えると思う。現時点ではひとまず日本の生活を選択しますが、この私の第2の居場所は今後の方針にも影響を与えると思います。


ただポイントもあり

※完全に「目的」によると思います。
 永住を最初から視野に入れている人はまた違う職種選択やビザの使い方をしたり、生活の仕方も違ってくると思うので、純粋にワーホリを楽しんだ人のケースとして認識してもらえるといいなと思います!

職種の決め方

・自分がワーホリの1年間で手に入れたいものを優先順位をつけてクリアにすれば”働く場所”や”職種”を決める助けになると思う。
例)「どんな生活を送りたい」「目標貯金額」「どんな人と知り合いたい」「どんな職種を経験をしたいか」「その後どうしたいか」
・後から調整したり、変えることは悪いことじゃないと思うから、限られた1年を「自分でカスタマイズ」するイメージで、楽しむべき!☺️☺️(自論)

仕事探し

・人との出会いや仕事の機会はタイミング次第だなと思うから、来たチャンスを逃さないようにということ。(コネだったりポジションの空きなどを探ってみる)
求人が増えるシーズンを考えるのはやっぱり地味に大事!
場所(都市)も同じ。「どんな仕事があって」「どれくらいチャンスがあるか」をリサーチすること。

掛け持ち

・個人的には掛け持ちはオススメです💡
 (私が飽きっぽい性格というのもありますが、選択肢を多くしておくことの経済的安心の面。居場所が増えることでのコミュニティ作りのしやすさ、色々な職場を知ることで視野が広がる、などのメリットたちがあります)


①それぞれの職場・仕事紹介

まずはどこで、何をしていたのかと決めた理由をざっくりと紹介します。

1)Busser(バッサー) @中華料理レストラン

計11ヶ月

内容:主に中華ビュッフェが売りのレストランで、テーブルのクリーン・リセットやサーバーのヘルプをするバッサーというポジション。テイクアウトなどの電話対応もします。

<決めた理由や経緯など>
・サーバーになると担当テーブルの80%分チップをもらえる良い条件のレストランだった(毎シフト3~4hで45~150ドルくらいに💕)
・多国籍。カナディアンはもちろん、中国、台湾、フィリピン、ベトナムなどアジアとカナダのミックスな感じ。
・最初数ヶ月住んでいた家のオーナーの知り合いのお店で紹介してもらえることに。最初のジョブとして沢山話さなきゃいけない接客業をすることは、新しい環境に慣れていくうえで最適だと思ったし、サーバー昇格をひとまずの目標に挑戦することに🍴
・家からのアクセスを考慮した(頑張れば自転車で行けるくらい)カナダは冬になると5時すぎには真っ暗、ましてや私の住んでいた街では30分に1本のバス生活なので治安や帰る方法などはしっかり考えるべきポイントだと思います。

まかないは余っているビュッフェからお持ち帰りできる(太る)

2)baker(ベイカー)兼barista(バリスタ) @イタリアンカフェ

計11ヶ月


内容:ダウンタウンエリアにあるスモールビジネスのカフェで、お店のほぼ全て(!)のスイーツ・ベーグル・スープなどを1人(!)で作るベイカーポジションでスタート(未経験でしたが前任ベイカーが母国に帰国することになりポジションが急遽空いたのです😲)

前バリスタマネージャーが接客ストレス?に痺れを切らし、突然失踪するという事件があり(笑)、日本でのバリスタ経験のあった私がしばらくの間ベイカーを週に2日、バリスタを週に2,3日するという兼業スタイルが突如スタート。その後はon callバリスタとして誰かの体調不良時に入ったりして、半年後くらいに正式にバリスタの一人としてポジションを貰うことが出来ました🎊

<決めた理由や経緯など>
・ナナイモバー(別記事で紹介しますね😊)で過去に賞を取ったことのあるお店で、ハイシーズンである夏になるとたくさんの観光客が訪れます。また、地元ローカルの方々に愛されている小さな可愛いお店に色々な可能性を感じ、惹かれました。
・バリスタはほとんどローカルカナディアンで1日7h~8hのシフトにずっと2人で入るので英語や文化を学ぶ環境としても良いと思った。
・永住権申請にもうベイカーはあまりトレンドではないのは理解していたものの、それとは別に新しいキャリアが作れることも一応の理由。

お店にあるペイストリーほぼ全てを1人で作ってた(私が?!)


3)Server(サーバー)@日本居酒屋レストラン

計8ヶ月


内容:こちらもダウンタウンエリアにある日本食居酒屋レストランで、サーバーとしてオーダーを取ったり料理を運んだり会話を楽しんだり。

<決めた理由や経緯>
・2つの仕事を続けて半年後くらいに、英語漬けの生活にも慣れてきて(若干疲れてきて?)日本食も恋しくなってきたところで、日本人のコミュニティにも積極的に関わりたいと思うようになったので応募。
・ポジションが必要になるまで時期を見計らって、年明けからスタート。既にChinese restaurantでのサーバー経験があったので比較的スムーズに始められた👍
・まかないが毎シフト別に作ってくれるので日本食パラダイスだったことは大きいです✨(笑)

安心あったか100%保証ののSOBA🍜

②1週間のスケジュール(仕事ゲットまでのタイムラインも)

ざっくりとしたタイムラインが以下。


7月末    カナダに観光ビザで入国
8月終わり  そろそろ仕事するか〜と仕事探しスタート
       (レジュメ配り、indeedでアプライなど)
9/8     ワーホリビザに切替後、2ジョブで仕事スタート
1月以降   3ジョブ掛け持ちスタイルに


そして1週間のスケジュールは以下。

見づらいのでどこかで変えますね。。


始めた頃は、ポジションの空きや体制的に1つの職場でフルタイム(週32h~40h)にするのは難しいと気付いたのでカフェとレストランを2つ掛け持ちすることにしました。

バッサーの仕事であまり時間が確保出来なかったのですが、ベイカーのトレーニングやon-callのバリスタなどでたまに出勤していたので始めた2,3ヶ月は週30h、以降徐々に40hを超えて、なんと5ヶ月後には週50h働くこともありました。笑

カフェと日本食レストランがほとんど同じ区画にあった(徒歩1分笑)ので、朝-夕方フルタイムでカフェで働いた後、30分後にレストランへ向かうなんてことも。

【不定期開催】カフェシフト中のランチを働く日本食レストランで注文してSUSHI LUNCH w/カナディアン同僚


③掛け持ち生活の体感

CADを沢山稼ぎたい!
沢山人と話す機会を確保したい!
英語の面などで迷惑をかけてしまう分、色々な面でヘルプに積極的に回って役に立ちたい!

という想いがあるからこそ、沢山働きましたが
最前線で接客したり、朝早く起きて数多くの在庫を用意したりと体力はかなり使う毎日だったので「疲れたなああ」と思うことはもちろんしばしば。

ただビザの面で、ひとまずは1年間という終わりが見えている働き方だったので多少がむしゃらにやっても大丈夫という思いがあったのも事実かなと思います。

④それぞれの仕事で得られたことたち

1)中華レストラン
・最初のジョブだったので、色々大変・悔しい・嬉しいの気持ちが詰まった経験が出来た🏅(文化の壁をまさに感じたことが沢山)
・パーティーや連絡を今でも取り合う友達や繋がりが出来た😊
・稼いだ!&チップ制度について考えた💰

2)ローカルカフェ
・スモールビジネスならではの皆で作り上げていく楽しさ(もちろん大変さも)を味わえた
・自由&カナディアンとの会話&コーヒーやフードをオリジナルに作って色々楽しめた☺️ラテアートちょっと上達したかな
・同世代女子との会話でリアルな英語に触れられた
・1人で回すベイカーの経験はタイムマネジメントやら段取り整理やら実は学びが多かった✏️
・カフェにしては稼いだ!(フルタイムの2人で1日を回すので1日分のチップを2人だけでシェア出来る🤍)

3)日本食レストラン
・家族みたいで安心100%な大好きな人たちに出会えた😍
・日本の食をはじめとする固有の文化たちや”違い”を改めて考える機会になった
・「(今後長期的に)カナダに住む(かもしれない)自分」を考えるうえで日本人コミュニティがある安心感、先輩方のアドバイスや情報はとても参考になる
・自分の経験やバックグラウンドを元に、リラックスして楽しんで働けた🇯🇵

⑤終わった今の感想

🇨🇦全体的に得られたことは🇨🇦
・ローカルの常連さんも沢山来てくれるので、だんだんお互いを知って仲良くなっていけることが楽しい!(みんな本当にフレンドリー♡)

食文化の大きな違いを肌で感じたことは大きい。グルテンフリーやビーガンオプション、オプショナルのオーダーなどに対応することは日本より求められると思う。

チームワークを日本にいた時よりも意識できるようになったと思う。チームで働くうえで自分がどんな役割が出来て、周りをどうやったら明るく出来るかなとか考えていたなと。(一人でこれやらないと!と意気込むより、ある意味リラックスして働けていた)

・自分の意見や感情を表現することが少しだけ出来るようになった。時にはNoを言うことも大事!

・担当のお客さんがいるわけではないのも理由だとは思うけど、休みが取りやすい環境。休みを取るためにみんなで考えるというスタンス。

・色々な人の人生のあり方を学んだ。
人それぞれ、人生に求めているものが違っていてどんな風に歩んでいくかなんて比べることがそもそも出来ないなという結論に至った。皆、先の未来でやりたいことはありつつも今の目の前の生活や身の回りのことに集中して、楽しんでいて、それが一番今回の経験で確かに得られた”価値観を揺らがされた”ことだと思う。


私にとって、この1年「働いてCADを得て、カナダで暮らす(衣食住)経験が出来たこと」が何より満足感が大きいです。
私は、正直行く前に「これを学びたい!」「絶対に永住したい!」みたいな絶対的な意思がそこまでなかったから、ある意味やりたいことだけに専念した暮らしが出来たなと思います。文字通り”ワーキング””ホリデー”を楽しんだ人って感じです。笑

目的はそれぞれ、その目的がなんであっても良いと思います。
誰かにジャッジされるものでもないし、必ずしも良い結果で終わる必要もない。やってみたこと全てが経験であり学びですよねって。
(Xの友達が最近カナダの生活色々で悩んでいたりしたので、300%肯定してあげたい!)

この記事はあくまでも「バンクーバー島で」「ワーホリビザで」「接客の仕事で」働いた一人の備忘録で、全然まだ書ききれていないこと(色んなリアルとか)は後々更新予定です。。

かな〜〜〜り長くなりましたが、最後まで読んでくださった猛者な皆さんに感謝です。

そして一言、バンクーバーアイランド、良いところだよ!!(宣伝)

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