「ZIZOフムフムBINGO」をつくったよ
ずーっと、入社した人が会社のことをただただ「ふ〜〜〜ん」「へぇ〜〜〜」ってするためだけの期間があるといいなぁと思っていました。
そこで、こんなものを作ってみました。名前は「フムフムBINGO」!
つかいかた
入社から約一ヶ月間、「こういう働き方もアリなんだな」「この人はこんなこと考えているんだな」といった感じで、ZIZOの人やカルチャーを体感しながら行うビンゴです。
名刺入れやお財布に収まる、三つ折りカード形式。
たとえば、「最高にリラックスできる格好で出社してみる」をやってみたら、こんな感じで「Z」スタンプをぽんっと押します。
スタンプ置き場はエントランスの黄色い台の上にしました。ぜひ見に行ってみてください。
他にも、「他のチームのミーティングに参加してみる」「オフィスで昼寝してみる」など、いろいろな実験があり、それらを行うことでスタンプを貯めることができます。二列ビンゴしたら、いいことがありますよー!
デザインについて
新入社員の方に利用していただくものなので、なるべく社歴の浅い方といっしょにつくりたい!と思い、デザインは、今年5月入社のあゆさんにお願いしました。
「スタンプ形式の、ちょっとアナログなショップカード」のイメージで、いろんな画像を二人で見ながら詰めていきましたよ。
企画の背景
数年前、完全に大学生気分の私がZIZOに入り、きちんと言葉やルールになっていない独特のカルチャーだったり、価値観だったりを理解するまで、なかなか時間がかかってしまい苦労したなぁという個人的な反省がきっかけです。
あくまで私の観察ですが、上手に組織やチームに馴染む人って、「そういう発言アリ/ナシなんだ」「そのやり方アリ/ナシなんだ」というのを、既存メンバーの日々の雑談やミーティングを聞きたりしながら、まずはそこのやり方を理解しようとしているなぁと感じます。
「なるほど、ZIZOってこういう会社なんだね」という体感や理解ができているほど、いち早く活躍してもらえるのでは?という仮説のもと、カルチャー理解の機会を増やすために考えた制度が「ZIZOフムフムBINGO」です。
ブラッシュアップの過程
半年ほど前に開かれた「社内コミュニケーションについて考える分科会」で、「一定期間、ミーティングやチーム会、リーダー会を聞きにいける『フムフム月間』があるといいのでは?」と提案しました。
「まぁ、ないよりあった方がいいかもね」くらいの温度感の賛成をいただき笑、運用することになりました。
その後、全体会で共有したときの資料から抜粋。
当初は、ただミーティングに参加できるだけのスタンプラリーみたいにするイメージでしたが、その後社内の人にいろいろ聞いてみると
「やるべきこと、知るべきことを会社から提示することで、自分で主体的に知りたい情報を取りに行ったり、話を聞いてみたい人に話しかけに行ったりするようなスタンスが損なわれるのは嫌だ」
「ミーティングやチーム会の中だけに、ZIZOカルチャーが現れるわけじゃないよね」
「そもそも入社したてって、やる気はあるのにやるべきことがあんまりなかったりして、手持ち無沙汰になりがち。その間を質高く過ごせる取り組みがあるといい」
といった声が。
むむむ・・・なるほどぉ・・・。
そういった意見をもらうまでは、デザインはこんな感じで進んでいたんですが
チーム会やミーティングに参加するだけじゃない、もっといろんな体験ができるスタンプラリーのようなものの方がいいかな?と思うようになり、デザイナーのあゆさんには申し訳なかったのですが、一旦構成から見直しました。
こちらの会社さんの、Welcome Stampという取り組みも参考にさせていただきました。
社長の川口さんと相談したり、最近入った人に入社してから驚いたことを聞いたりして、こういうことやってもらったらおもしろいかも?という体験を集めました。
ポイントカード形式からビンゴ形式になったのは、デザイナーのあゆさんと打ち合わせしてる時に出たアイディア。
いろんな異なる体験を集める形になるので、スタンプラリーやビンゴの形式の方が合っているのでは?という流れでした。
ZIZOメンバーにお願いしたいこと
こういった取り組みは、既存メンバーのウェルカムな雰囲気がとっても大切だと思っています。
新入社員の方がフムフムBINGOをやろうとしたときに、他のメンバーがビンゴを貯めるための体験に非協力的だったりして「こんな声かけるハードル高いならやらん方がいい・・・」「一人でこれやってるの、なんだか気恥ずかしい・・・」といったことになると悲しいので。
ぜひぜひ、「お、やってるねぇ」と、暖かい目で見守っていただけるとうれしいです。
新しい仲間と今いる社員が、たのしいコミュニケーションを取れるきっかけになればいいなー。