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がんばるがベースの人生11(社会人6年目)


悶々としながら5年目を終え、6年目に。

ちょうど一年前は体調を崩しかけていた頃。節々に思い出される。

そして、毎年6月ごろに面談がある。今年の目標や、今後の目標について。

仕事でのいまの、今年の目標はあった。けれど、これから2-3年後やそれ以降。
考えれば考えるほどよくわからなくなっていた。

私はどう生きたいのだろうか。
ずっとずーっと考えさせられていた。

このままいけば30歳過ぎにまた昇格するだろう。
女性活躍でさらに推されていくだろう。そんな感覚はあった。
何度も何度も自分の5年、10年先の社内にいる自分のビジョンを描いてみた。
が、そこにいる自分が想像できなくなっていた。

しかし、会社の枠にとらわれない中で描いていくと面白いくらいに広がっていった。

こういうことなのか。ここでやっと気づいた。
どこかで「会社員」「総合職」という枠にとらわれていて敷かれたレールでどの様に歩んでいくのか。そこばかりをみていたのかもしれない。

わたしがわたしらしくいる。
わたしを活かして生きる。

それが何よりだと思った。

わたしらしくいるにはわたし自身で選択をして決断をして歩んで行くことが一番だと考えた。

一度決めたら、早い。面談で率直に想いを伝えた。
直属の上司はびっくり。慌てるようにその上の上司にも呼び出され、想いを伝えた。

面談を終えると、驚くほどスッキリして晴れやかになった。
それだけたくさんたくさん抱えていたんだと思う。

しかし、こころは晴れたものの、ここから会社員最後の怒涛の日々が続く・・・

わたしの会社員生活は最後の最後まで多忙な日々。笑
約半年前に退職意向を伝えたのにも関わらず、待てど待てど後任が決まらず。
直属の先輩もグループのみんなもいっぱいいっぱい。

腹を括った。最後、やり切って終えると。

抱えていた業務上、年末に重要な任務が待っている。
一年前にシステムを変えたところ大混乱を招いたため、
今年はその大混乱を未然に防ぐ必要があり、大きなプレッシャーも乗っかっていた。

投げ出して終えることもできたのかもしれないけれど、わたしの性格上、それは無理(笑)

最後までよくやるね・・・
同僚に呆れられるくらい、最後の最後まで役割を全うした。

システム改修や関係部署との連携強化。
大きな組織だからこその根回しや細部への配慮。
一日一日の、目の前のその仕事、何もかも「これが最後」
そんな想いで、丁寧に、できる限りのことを。

残業も膨らんだし追われる感覚もまた味わったけれど
『わたしができることを』
『目の前の自分の役割を淡々と』

仕事に対する姿勢、やり抜くということ、ある意味集大成を見せれたように思う。
(いいのか悪いのかはわからないが・・・)

最終出社の2日前になっても遅くまで残業し、スムーズに年内の業務を締めれるよう勤め上げた。
最後の最後までバタバタしながらもなんとか会社員生活を終えた。。。

最後まで『がんばる』がベースの働き方。
この『がんばる』原動力はやっぱり、責任感や役割を全うするという仕事への姿勢。

この姿勢はこれからも大事にしたいこと。
けれど、『がんばる』が自分を追い込むこと、自分を痛めつけることにつながってはならないと
身をもって感じたからこそ、それ以上に寄り添う自分でいること

会社員での学び、がんばり続けたことからの学びや経験、
決して無駄ではなかったし、気づけたこともたくさんあった。

気づいたからこそ、これからの自分に活かすということ。
忘れないで進んでいきたい。

会社員時代のエピソードや最終出社の時の想いなどはまた改めて。

がんばるがベースの人生は一旦、完。

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