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「がんばる」がベースの人生⑩(社会人5年目 下期)

ついに、休職から復帰。部内で別のグループに異動し、業務もガラッと変わった。意外にも、仕事のある日常にはすんなり戻ることができ、周りの協力を借りながら新しい業務に従事していった。

復帰するにあたって、自分の中で決めたことがある。

・自分の思いや考えを口にする、溜め込まない
・やりすぎないこと

どちらも私が苦手とすること。
けれど、この約束を守ることが自分との約束である。自分を裏切らないことを心がけた。

新たな業務にあたっての新しい人との関わりや、会社をこれまでとは異なる視点で見ていくことに新鮮さや面白さもあった。けれど、業務の忙しさという面では休職前とさほど変わらず、いろんなことに追われる感覚がまた戻ってきていた。

騙し騙しにやらない。やりすぎない。節々に自分に言い聞かせながら、時たま先輩に今の状況や思いを打ち明けながら仕事を続けた。

自分の声を聞きながら仕事をする中で気づいたことがあった。

それは、「自分でやる」に囚われすぎていたこと。「やります!」のイエスマンでなくてもいいのだと悟った。これは私がやる?そう問いかけながら、NOの時には周りにヘルプを求めたり、上司・先輩を頼るようにした。

「あ、私じゃなくてもいいんだな」
そう理解できたからこそ、「お願いする」というハードルが下がっていった。
自分のやること・やらないことを取捨選択することが私にとっては「やりすぎない」という約束に繋がっていった。

復帰して4.5ヶ月が経ち、自分の役割や仕事への適応など今一度、復帰後の自分を見つめながらこれからのことも考えるようになっていった。

やっぱりどこか頭の片隅に「このままでいいのかな?」という思いは過っていた。

私が私らしくいること。
どんな私でいたいのだろうか。

毎日のように自問自答していた。
私はどうありたいのかな?

悶々と考える日々が続いた。
続く…

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