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ウェブアクセシビリティについて学ぶ意義について考えた
今回は最近よく耳にする「ウェブアクセシビリティ」について、どうして学ぶ必要があるのか?ということをお伝えしたいと思います👩🏻🦰
0.ウェブアクセシビリティとは
ウェブアクセシビリティとは、その名の通りウェブにおけるアクセシビリティのことです💡
では、アクセシビリティとは何か?というと、access(近づく、アクセスするの意味)とability(能力、できることの意味)からできていて、「サービスや製品を利用できること」という意味でつかわれています。
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あらゆる人がWebサイトの情報を利用できること
ウェブにおけるアクセシビリティ、すなわちウェブアクセシビリティとは、年齢や身体的条件に関わらずあらゆる人がウェブサイトで提供されている情報やサービスを利用できる、ということです。
1.ウェブアクセシビリティについて学ぼうと思ったきっかけ
私がウェブアクセシビリティについて興味を持ったのは、とある建築の設計を見たときのこと。近代的で素敵な設計なのですが、ご高齢の方が多く使う施設にもかかわらず、手すりが少ないことが気になりました。あらゆる訪問者に「来てよかった、また来たい」と思ってもらうためには、やはり配慮のある設計が必要だと思います。
転じて、自分のWebデザインはどうか?と考えました。デザインばかりに気を取られて、あらゆる人が情報を受け取りやすいデザインになっているだろうか?。。。全てが自分基準になっていないだろうか。
私も、Webサイトに訪れた人に配慮した優しいデザインができるようになりたい。そんなことを考えて、ウェブアクセシビリティについて学び始めました💡
2.ウェブアクセシビリティについて学ぶ意義
ここからは、ウェブアクセシビリティについて学ぶ必要性についてです💡
①恩恵を受ける人の数は490万人以上
厚生労働省によると、令和3年の身体障害者手帳交付台帳登載数は約490万人です。これは、日本の人口の約4%にあたります。さらに、高齢者も加えた場合、ウェブアクセシビリティの恩恵を受ける人は、490万人(日本の人口の4%)よりさらに増えることとなります。
そして、自分自身や家族がその中に絶対に入らない、と言えるでしょうか?
私は、自分もいつか身体の機能のどこかが衰えるだろうし、家族がそうなったときに、配慮あるWebサイトが多くあってほしいと思っています。
恩恵を受ける人がいるなら、知識をつける意義があると私は思いました。
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恩恵を受ける人がたくさんいます
また、ウェブアクセシビリティに配慮したWebサイト制作することによって、Webサイトに訪問しても情報を受け取りづらかったユーザーにも情報を届けられるので、市場の拡大というメリットもあるでしょう。
②人がチェックする必要がある
ウェブアクセシビリティ導入ガイドブックには、ウェブアクセシビリティの自動チェックツールについて、このような記述があります。
自動チェックツールは短時間で大量のページをチェックすることができるため、とても有用なものです。しかし、ウェブアクセシビリティを向上させるための要素には、ウェブページやウェブサイトの内容自体に対する検証や、人が目視で確認しないと良し悪しが判断できないものが多く含まれています。
このように、ウェブアクセシビリティを向上させるためには、人の手と目を使って検証や判断をする必要があるので、AIやツールに代替できない知識やスキルであるということから、学ぶ意義があると考えられます。
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③2024年4月に施行された合理的配慮の提供の義務化
政府広報オンラインによると、「合理的配慮とは、社会生活の中にあるバリア(障壁)を取り除くために何らかの対応を必要としている場合には、負担が重すぎない範囲で対応すること」とあります。
Webサイトにおいては、合理的配慮を的確に行うため、環境の整備が努力義務となっています。環境の整備とは、ガイドラインに即したウェブサイトを作り、ウェブアクセシビリティを確保することです。
今後は、ウェブアクセシビリティが確保されていることがWebサイトの信頼性を高めることにつながることも考えられます。そういった意味では、Webサイトを制作するうえでは欠かせない知識・スキルになるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、「ウェブアクセシビリティを学ぶ意義」についてまとめてみました💡
ウェブアクセシビリティを確保するためにすべきことは、デジタル庁のウェブアクセシビリティ導入ガイドブックもわかりやすいですし、書籍やまとめ記事も調べるとたくさんあります。
私もあらゆる人に情報を届けられるWebサイトを制作するために、引き続きウェブアクセシビリティについて理解を深めたいと思います👩🏻🦰
最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨