聴講リポート「2050年にタイムスリップしてみよう!」子供向けセミナーに親子参加して
日本時間の2020年5月14日(木)11:00~12:00にオンラインで開催された、佐々木裕子先生による「2050年にタイムスリップしてみよう!」に子供と参加した時のリポートです。アメリカ西海岸時間は、5月13日(水)19:00~20:00での開催。
数日前に、お知り合いの方からこの授業開催をご紹介頂き申し込み。その体験からの学びをメモしてみます。
●子供向けでも大人として考え、大切にしたい点
この授業は小学生向けに開催され、画面上に移っているのは子供の姿のみ。我が家のように大人も横で参加しているご家庭も多かったかと思います。
最近の私はこのようなオンライン授業が「親にとって大きなチャンスである」と感じるようになりました。
今回の授業に参加して良かった点は、主に以下の3つがポイント。
★ 大人についての子供への説明・・・今はこんな世の中だと端的に分かる
★ 未来予測についての説明・・・大人も実は正しく理解できていない
★ 過去の振り返りを交えた説明・・・大人も今の変化に必死で忘れがちである
この3つを前提に、子ども向けに語られた授業内容から、大人として考え、大切にしていきたい点を私なりに掘り下げてみました。
●みんなも今ない仕事を作れる理由
佐々木先生ご自身のお仕事内容に触れつつ、将来は多くの子供が今ない仕事につく予想があることを伝えてくださいました。
そのニュースや記事は大人も頻繁に目にしていること。その上で大人はどう捉えて行動していくのか。
大人からの「子供が将来なりたい職業についての問いかけ・答えへの反応」もとても重要だと感じています。
子供が見たことも聞いたこともない職業を夢見た時に、どう反応する親でありたいか。
将来に生まれるであろう新しい職業について、親自身も「AIに取って代わられる」という考えだけではなく、継続的に考えを深めることが親子の成長に繋がると感じました。
●過去の振り返りから未来を考える
今ある様々な変化の一例として、30年前になかったものは何か?飛行機や電話、iPhoneは5000万人が利用するまでかかった時間は?
といった問いかけに対して、具体的な答えを考えること・知ることは、意外にも刺激になる機会でした。
特にビジネスでは、授業のメインテーマでもあった2050年について新しい情報を求めがちですが、過去の振り返りを理解し、そこから自分なりの考えを深めることも、子どもと将来を考える上で忘れてはいけないポイントだと感じています。
●世界の人口推移にも注目するべき理由
国内では日本の人口変動は目にする機会も多いですが、世界の人口推移も含めて見て、考えることが大切。
その理由は、世界の当たり前がすぐ日本にもやってくる時代になっているから。
テクノロジーもモノもヒトも、より早くより多く日本に入ってくる、世界が日本と同じ傾向とは限らないということを大人も理解しなくては、と感じます。
●よく「みる」とは
人は、見たいものしか見えない、について学ぶ実体験が印象的でした。
その上で、よく「みる」ことを意識することで、当たり前を疑うことや、チャンスを見逃さない好奇心を養うことができる。
変化に飲み込まれないために重要なポイントだと感じました。
●行動できる「やわらか脳」とは
失敗を恐れるのではなく、失敗を次につなげて、失敗から学び・成長する。正解することが目的ではないことを、子供にも粘り強く伝えていきたいと感じます。
●身近なあたたかい「つながり」とは
「つながり」という言葉がとても頻繁に聞こえるようになった最近だから、具体的な理解やイメージはとても大切。
ひとりじゃない、応援してくれる人、本当の意味でそういう人を大切にできているか、自分自身にも問い直したいと思います。
●100年後の絵が描けるか
100年前の人が思い描いた100年後は、ほぼ同じ形で今の時代に実現している。自分は100年後のつくりたい未来が描けるか、思い描ける自分でありたいと感じます。
以上の感じたポイントの最後に、この「子供向けのオンライン授業」に、親の私がなぜ積極的に参加するのか、考えてみたくなりました。
最初は純粋な興味から。そして最近は大きな必要性を感じるようになりました。
この必要性とは、日々に忙殺されて忘れがちな「こういうことを大切にしなきゃ」を思い出す機会の重要性を、いくつかの授業を通して感じるようになりました。
その為に、子ども向けコンテンツは有効な選択肢の1つであり、親子の時間としても効果的だと感じていることが参加理由。
余談ですが
この日初めて「ZOOM爆弾」なるものに遭遇しました。
状況は、画面上の先生のスライドに「落書き」がされるというもの。太い線や無数の丸、文字などが画面上で落書きされてしまう状態になり、一時中断・再接続されることになりました。
その後に落書きは無くなったものの、チャット画面に不適切なコメントが投稿されることは続き、参加者からも苦情のコメントも相次ぎました。
この小学生向けコンテンツでこのような事態に遭遇したことで、子供はどう感じたのか。授業内容以外にも広く考えるキッカケとなりました。
オンライン企画に参加する時に、どんな機能があるか、何が良いか、良くないか、ということを毎回子供に教えている途中です。今回はチャットに参加しなかったものの、頻繁に投稿されるチャット通知によって、話に集中できてない様子だったのが残念。
子どもへのオンラインマナーの教育も、引き続き親の大切な務めの1つだと実感した経験になりました。