「何者でもない私たち」の出会い~ Funleash 志水さんとの時間~
10月のある夜に、とても素晴らしいMTG時間を持ちました。
オンラインでお話する機会を頂いたのは、(株)Funleash代表である志水静香さん。
MTGを振り返ると、お互いの言葉に共感する場面がいくつもあり、小さな勇気や自信を沢山頂いた体験でした。それらのキーワードを、今後に活かせるように書き留めてみたいと思います。
●私たち全員が何者でもない
当時のキャリアについて、「どこの企業にも所属しておらず、起業家でもない私」は、このMTG時間を頂けることに、とても緊張していました。
そこでつい、自分について話した時に「何者でもない私で良いのか」という言葉が出たのですが、志水さんからの「みんな何者でもないですよ」との言葉にハッとしたことが特に印象に残っています。
その理由について志水さんは、こう話されました。
人は、成長や様々な体験を重ねる中で、マイノリティ(少数派)やマジョリティ(多数派)に分かれていってしまう。
でも本当は「生まれた時は同じ一人の人間である」という共通点がある。
この点を、自分も相手も思い出す機会を持つことが、双方を尊重することのベースだと、具体的に学ぶ機会になりました。
まずこの言葉との出会いが、ここに書き残したいと思ったキッカケです。
●人を傷つけないための想像力
もとは同じ人間同士だからこそ、あるテーマについて考えを深めようとする際には
その内容に関心がある人達で集まり、立場や所属や肩書を一切取っ払って考えを出し合う、学び合う機会についての話題も出ました。
その際に、発信にはコレが一番大切なのかも!と思う言葉がありました。
【人を傷つけない限り】、自らが思っている・考えていることを
積極的に発信していくことが大切
この「人を傷つけない」ということは、当たり前なようでとても難しいことです。自分の考えを示す際に見失いがちな注意点だと感じます。発信する際に、受け手もその正しさや正解を求める傾向にあり、「いかに正しいか」を強く発信するあまり、「誰かを傷つけていないかという想像力」を見失ってしまうこともありそうです。だからこそこの大事なポイントを、継続して意識することが欠かせないと感じています。
●緊張しながらもトライできる機会を作りたい
私はこのMTG中、何度も「とてもドキドキしながら話すのですが…」と切り出しつつ、気持ちを言葉にしていました。それは先に書いたように「何者でもない私がこの内容を話すことを、どう思われるだろう?」と感じていたからです。
その言葉に志水さんは、「実はみんな、そういう不安な気持ちを持っている」とも言って下さり、多くのディスカッションを重ねることができました。
どんな変革も最初は1人の想いから始まっています
この言葉は志水さんから頂いた、もう1つの印象的な言葉です。
人生の大先輩の方からの「大丈夫だよ」という言葉が、経験の浅い立場にとって、こんなにも勇気に繋がるということを、MTG中の自分の気持ちの変化から何度も再確認していました。そして大人同士に限らず、大人と子供、他の世代間でもこういった循環や仲間づくりが増えて欲しいなと感じています。
●打ち上げ花火ではなく継続を
ある想いについてお話した際に、「打ち上げ花火ではなく、続けていくこと」についても話題になりました。インパクトのあるニュースや出来事から、自分なりに考えを巡らせることも、「喉元過ぎれば・・・」の状態になりがちであり、継続を意識するのはとても重要なポイントだと感じています。
私たちの身近にある長期的な課題や疑問について、継続的にアプローチしていくためにも、先に触れたような「双方を尊重し合える学びの場」を持っていきたいです。
多くの発見や学びのあったこのMTG終盤で、「今後も定期的にお話しましょう」「末永くよろしくお願いします」との言葉があったことが、
更に自分をスケールアップしていきたい!という今の気持ちに繋がっています。
日本の朝、シリコンバレーの夕方という時間に実現した今回のMTG。約1時間という時間はあっという間で、お話したい事が尽きない、とても贅沢な時間でした。
この私一人が感じた想いではなく、志水さんも「朝から豊かな時間となりました」と振り返って下さり、その言葉がまた1つ、私の背中を押してくださった気がしています。
2020年という大変な年は、自分の中で公私とも大きな節目を迎える転機になりました。嬉しいことも、悲しいことも、今までにない体験も沢山あり、この経験1つ1つが、今後の私のベースになると感じています。
きっと多くの人にも、「大切に残したい出会いや体験」は沢山あるかと思います。それらを残すことや伝えることができる機会が増えれば、周囲の人との良い循環や出会いが生まれるのかも、と想いを巡らせています。