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二回目の牡羊座新月~厳選して芽吹かせるとき~
おはようございます、彰子です。
新緑の若々しさに目が癒される時期になりました。
初々しい緑に、新たな季節の到来を感じる今日この頃です。
さて、4月20日に、宇宙ではビッグイベントが起こります。
▼牡羊座新月(今年二回目)
▼皆既日蝕
そしてその新月を機に全惑星順行の期間が終わり、
水星逆行が始まります。
これまで種をまき続け、躍進し続けた時期から歩む速度を少し緩め、
一度見直しをする時期になりました。
1月からの全惑星順行期間、どんなことにエネルギーを注ぎましたか?特に3月21日の春分の日から、どんなことを新しく始めましたか?
宇宙では3月21日に牡羊座新月を迎えました。
牡羊座はスタートや今後に向けた種まきをする時期。
ご自身の沸き立つ想いのままに、始めたことは何でしょうか?
宇宙の流れと連動するように、
私たちの生活のなかでも、今月から新年度が始まり、
生活環境が変化した方も多いのではないかと思います。
4月20日の牡羊座新月は、その一ヵ月間に撒いた種の中から、
今後のあなたにとって本当に必要なものを厳選して、芽吹かせるのに最適な時期です。
沢山撒いた種のなかから、芽吹かせたいものを厳選し、そこにエネルギーを注ぐ。
その厳選するのにポイントとなるのは、
「ご自身の感覚に合うかどうか」です。
これはやりたい、始めたい、やってみたい!と思ってみたものの、
何となくしっくりと来ない、何か引っかかる気がする、どうもあと一歩が出ない・・
それはご自身の本質からのメッセージです。
そういったものは「今ではないのかもしれない」と割り切り、一旦ペンディングしましょう。
そして、「やっぱりこれやりたい!」というものに厳選して、エネルギーを注ぐ。
そのほうが、効率的かつ確実に進めることができます。
皆既日食の影響は半年間続くと言われています。
今回の新月を機に新たに厳選して芽吹かせたものは、半年後、大きな葉をつけ、花を咲かせるかもしれません。
どの花をどんなふうに咲かせるか。
イメージを膨らませ、半年後のご自身を思い描いてみてはいかがでしょうか。
そして、今回の新月ホロスコープにぴったりの曲は、
「バッハ作曲 インヴェンション」
ピアノのご経験がある方は、練習曲として馴染みがある一曲かもしれません。
この曲は、音楽の父と言われるバッハが作曲した、教育用の練習曲ですが、
芸術作品としても評価され、多くの演奏者によって演奏されています。
この曲は右手で奏でた旋律を、左手が時間差で追いかけていくような形式であり、
右手と左手のメロディーを調和させるのではなく、それぞれが独立してメロディーが奏でられています。
つまり、左手が伴奏、右手が主旋律というようなものではなく、
右手も左手も主旋律なのです。
そのため、演奏者(というか当時練習していた自分)にとっては、
弾いているうちに、あれ?これはさっき右手で弾いたメロディーだよね?あれあれ??
と、混乱におちいることがしばしばあります(あれ?私だけ?)。
しかしそれぞれが主旋律にも関わらず、
改めてその演奏を聴いてみると、それは芸術的な調和となっています。
この曲を練習するからこそ、演奏者はピアノの技術を高めることができ、
そして、結果的に芸術性も養うことができる。
つまり、この曲を発表したことで、バッハは多くの音楽家の歩む道を作ったといっても過言ではないかと思います。
そのような、「始まり」の曲。
練習曲としていたものが、結果的に芸術性を帯びてくる。
今回の新月のように、始めに撒いた種に厳選してエネルギーを注いだからこそ、
音楽の芸術性が高まり、後世には沢山の音楽家たちが活躍した。
この礎を築いたからこそ、バッハは音楽の父と呼ばれたのではないでしょうか。
この曲を聴きながら、自由に未来を思い描き、
そこから具体的に芽を出す方法を考えてみましょう。
この時期に芽吹いたことは、
後世の人たちからすると、きっと大きな功績と呼べるようなことを成し得ることになるでしょう。
水星逆行の時期は交通遅延やシステム障害などが起こりやすいと言われており、
すでにその影響を感じている方も多いかと思います。
この曲のように優雅に、時間に余裕を持って行動できると良いですね。
よい新月の日をお過ごしください。
彰子(しょうし)