【双子座新月】今一度、価値観の尊重を
こんにちは、彰子(しょうし)です。
梅雨入りし、雨と夏のような暑さで、いよいよ真夏の足音が聴こえてきたように感じます。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
天空では6月18日13時37分ごろ、双子座で新月を迎えます。
今回のテーマは、
「自分の価値観を尊重すること」です。
社会の中や人と関わって過ごしていると、
協調性を重んじるあまり、自分の考えや価値観に蓋をしてしまいがちです。
今回のホロスコープの全体の雰囲気を司るASCは、天秤座にあります。
天秤座の支配性である金星は獅子座で10ハウスにあり、
オフィシャルな目的を表すMCに最も近い惑星となっています。
さらにエネルギッシュな火星とも重なっています。
つまり今回の新月では、
世間一般的な考えや相手や周りの考えにとらわれず、
自分の価値観はこれ!私はこう思う!を全面に出すことが、ポイントとなってきます。
そして今回は9ハウスにある双子座で迎える新月。
双子座は新しい学びやコミュニケーションを表しますが、
9ハウスは一段階高度な学びや仕事上でのコミュニケーションを表します。
つまり、たとえ今までとは少し次元の高い分野に身をおいたとしても、
自分の価値観や考えをしっかりと持っておくことは、
あなた自身の社会的な立場を確立する場面でとても役立つ、というメッセージです。
そして、今回のホロスコープにぴったりのクラシックの名曲は、
【ショパン作曲 黒鍵のエチュード】です。
ショパンは自らの手があまり大きくなかったそうで、
そのため、彼の作曲した曲のメロディーの多くは、
和音を連ねるというより鍵盤の上をコロコロと転がるように奏でられています。
この曲はまさにピアノの「黒鍵」の部分だけで奏でられている曲です。
初めてピアノという楽器をみたときのことを思い出してみてください。
もしくは、まったく初めてピアノという楽器を見たと仮定したときに、
白と黒の違いはなんだろう?と思う方が多いのではないでしょうか。
ピアノの学び方の王道としては(というより私の学び方だったのかもしれませんが)、
まずは白鍵のみを使ってメロディーを奏でます。
そして学びが進むと、一部黒鍵を使ったメロディーも奏でるようになります。
黒鍵という新しい音の使い方を知ったとき、
この黒鍵だけで音楽を奏でてみたらどうなるのだろう?
そしてその興味のもと、黒鍵だけでメロディーを奏でた時に、素晴らしい曲が出来上がった…
この曲からはそんなストーリーが浮かびました。
新しい表現のツールを知ったとき、色々なやり方を試していく。
そして、使いこなしていく。
しかしそのとき、自分の基本の価値観である「美しいメロディを奏でたい」という想いは濁さずに持ち続ける。
新しいツール、表現、自己の価値観の尊重。
この曲の背景に想像できるストーリーとメッセージは、
今回のホロスコープにぴったりだと思いました。
流れるように弾むようなこのメロディーを聴くことで、
ジメジメとした空間の浄化も促し、
そして重だるい心身に風を流して軽やかにする。
梅雨があるからこそ合間の晴れの日により一層ありがたみを感じる。
この曲を聴きながら、心身の浄化を促してみてはいかがでしょうか。
良い新月をお過ごしください。
彰子(しょうし)