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自分の顔は自分では見えない
こんばんは。今日の話は、いつものカンボジアを離れて、日本に少し長く滞在していた間の出来事を。
普段はカンボジアのおへそ・コンポントム州でSambor Villageという名の、村のなかの森のホテルと“人と人とをつなぐ旅“をやっています。
そちらのことは、もう一つのnote Sambor Village から。
更新頻度はゆっくりですが、併せて読んできただけたらしあわせです。
寒空の日本にて。
チャリをこいで駅に向かう途中。
直前に受け取った仕事仲間からのメッセージが何度も頭をよぎる。
単に起きたことを伝えたいの?
それともなにか、汲み取られたい思いがある?
音声メッセージと違って、テキストは手がかりが他にない。
うーむ。
パパの自転車に乗って前を走っていた息子が、細い路地の角を曲がるとき、こちらを振り返って
「ママ、その顔なんだよ〜」
と笑いながら、顔をしかめて言ってきた。
「え?ママどんな顔してた?」
「えーとね。ブースカがマンホールに挟まったよーな顔!」
出たよ、ウルトラネタ。
にしても、ブースカ。からのマンホール。
想像つかんわ笑
前で聞いていたパパも「なんだそれ」と笑っている。
そう言われると。
ここまでくる間、どんな顔を向こうから来るひとたちに向けていたんだろ?
寒風を受けてこわばる口角をできるかぎり上げてみる。
唇が突っ張っるし、眉間がカタイ。
細い路地の先のウルトラマン商店街に出るころにはぐるぐるとわだかまっていたメッセージのビターな後味が、挟まったブースカによって上書きされていく。
向こうに、他意はないのかもしれない。
お互い母国語ではない、緩衝地帯での出来事だ。
行間を補いつつ、読みすぎないのが愛。
ってことも、あるかもしれない。
疲れていない日なら、どう読んだだろう?
ピカピカマックス元気&爽やかモードだったら、即いいねスタンプ押したかも?
てことは、こちらがちょっとお疲れモードなのか?
まあちょっと、ここのところ、じわじわきてたかもね〜。
自分の顔は自分で見られない。
周囲の大気に放っている空気も、見えない。
だから、自分の側で意識しないと。
でも、その意識を保ち続けるのが難しい。
だから、近くで見ていてくれる誰かはありがたい。
ふだんはエネルギー余ってて落ち着きはなくて、声がデカすぎで、ずっと動いて歌っているキミだけど、ここ1番でいつも大事なことを教えてくれて、ありがとう。
※ブースカはとてもかわいいです。
作中でも、マンホールに挟まったりはしていません。
Topの写真はこちらから拝借しました。欲しくなった方はぜひ。
https://www.amazon.co.jp/ノーブランド品-怪獣シリーズ-ブースカ-ソフビ-全高16センチ/dp/B0CKL6SV21
※コミッションはもらってません。参考まで。
2024.01 寒い日本の晴れた日のこと。
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