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守護霊の話 守護霊は本当に守ってくれるの? 江原啓之さんの本より


1.守護霊

まずは守護霊とはなんぞや?をWikipedia先生に聞いてみましょう。

守護霊は、人などを守ろうとする意思を持っている霊的な存在のことで、スピリチュアリズム、心霊主義、ヨーロッパなどキリスト教圏、あるいは民間信仰でしばしば言及されているものである。

生まれつき何らかの要因(生まれた時期や季節など)によって所定の霊が付くと考える人や、先祖など当人に縁のある故人であると考える人、また当人の行いによって良い行い(徳)を積むことで良い霊が集まるという人もある。いずれにせよ当人が災難にあわないよう守ってくれている、と考えられている。

Wikipediaより

海外では
guardian spirit(ガーディアンスピリット)「霊的な守護者」「守護霊」といわれています。

ちなみにguardian angel(ガーディアンエンジェル)は守護天使です。

守護天使の解釈はいろいろあります。
カトリック教会では神が人間につけた天使で、その守護する対象に対して善を勧め悪を退けるようその心を導くとされるいます。

近代スピリチュアルでは大天使(アークエンジェル archangel)はより多くの人を守護、守護天使(ガーディアンエンジェル guardian angel)は一人一人を守護するという解釈があります。
キリスト教徒か否かに関係なく、すべての人に守護天使が側にいるという説もあります。

Great Spirit(グレート・スピリット)(大精神、大霊)と表現されますがが、神様のような人格化された存在ではなく、「宇宙の根本原理」に近い概念のようです。

大いなる神秘(Great Mystery)は、アメリカ・インディアンの創造主、宇宙の真理。アメリカインディアンは、この世の事どもすべては「大いなる神秘」が創造したものであり、この世の中心に創造主である「大いなる神秘」が存在していると考える。

しばしば英語でグレート・スピリット(大精神、Great Spirit)と表現されるが、「大いなる神秘」の概念は「宇宙の根本原理」に近く、神様のような人格化された存在ではない。ラコタ族のメディスンマンレイムディアーは、ワカンタンカ(大いなる神秘)について、「髭を生やした老人であるとか、そういう人の姿をしたような存在では決してない」と述べている。

wikipediaより

2.参考資料

今回はスピリチャルカウンセラーで多くの本を出版している江原啓之さんの本を元にまとめました。

参考にした本はこちら

「スピリチュアルな人生に目覚めるために 心に「人生の地図」を持つ」
江原さんの本で私が最初に購入したものです。
江原さんが霊障に悩み克服する過程、どういう思いでスピリチャルな生き方を広めているのか、なぜテレビにでたのか、自分への批判をどう思っているのか、赤裸々にかたられています。
江原さんのスピリチャルリズムや人物像をしりたい方におススメです。

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「人はなぜ生まれいかに生きるのか―新装版・自分のための「霊学」のすすめ」
江原さんが最初に出版した本です。
江原さんが伝えたい事の原点と言える本です。

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「守護霊」
守護霊について詳しく書かれています。
「守護霊は自分を守ってくれる存在ではない」
「守護霊は正義のヒーローでもないし、魔法使いでもない」とはっきり書かれています。
その上で「守護霊は故郷の親のような愛で、いつも励まし祈るように見守ってくれています」と書かれています。

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3.守護霊はいつでも助けてくれる?

そもそも、どんな風に守っているのでしょうか?
守護霊が守ってくれるなら、人生の苦難はどうして訪れるのか?
こんなに苦しいのにどうして助けてくれないの?と思うかもしれません。

江原さんは霊能者なので「守護霊がなんでも教えてくれていいね」と言われる事もあるそうです。
ですが、実際はそうではないとの事。

私が幼く未熟だったころ、人生の刹那に喘ぎ「どうして道を示してくれないのですか?助けてくれないのですか」と嘆いたことがありました。
その時守護霊は私に「それではお前の人生ではなくなる。安心して一歩ずつ道をすすめ」とつ立てきたのです。
その時私は自由意志というこの世の権利を理解しました。
私の経験と感動を尊重し、自力で乗り越える成就の喜びが与えられているという事実に感謝の思いが湧き出たことを覚えています。

一般の人は守護霊というと、困った時に助けてくれるヒーローのように感じているようですが、それでは自身に都合の良い我儘を叶える魔法使いのようです。
では守護霊は助けてくれないのかと言えばそうではありません。助けるというよりも必要な時は必ず導きを下さいます。あくまで助言です。
大切なのはこの世の主人公は守護霊でなく現世で生きている身であるからです。守護霊という言葉に依存心を煽る響きがあるのかもしれません。「たましいの親」、もしくは「たましいの教師」と言った方が事実に近いかもしれません。

守護霊から御利益を得る事ができませんが、今の自分を最大限に生かすために守護霊と共に生きることはできます。

守護霊は故郷の親のような愛で、いつも励まし祈るように見守ってくれています。

守護霊について言えば、多くの人はこう思っているでしょう。
「守護霊は自分を守ってくれる」
「守護霊はどんな後利益を自分に与えてくれるのだろう」
日本人は漢字からイメージを受けやすいので「守る」「護る」というように、守護を「まもってくれるだ」という意味でとらえがちなのかもしれません。
しかしこういした考え方は依存ですし、守護霊を真に理解していない、勝手な解釈です。

人間は未熟だからこそ、この世に生まれていきます。
では何をもって未熟というのかと言えば、依存心があることでしょう。
依存心は人間の根底にある小我の表れ。そのことに気づいたらならば、やはり正していけなければなりません。

たましいの成長を願う大我の愛です。現世で生きるあなたが気づくまで「ほら、自分を見なさい、気づきなさい」と次なる導きをしてくれます。
もし同じようなつまづきが自分にあるとしたら、それは乗り越えるべき課題です。転んでみなければわからない気づきがあるならば、あなたには転ぶ権利があります。
渦中にいるあなたは「なんで苦しいときに助けてくれないの」と思うかもしれませんが、余計な手出しがあなたのためにならないと思えば、たましいの親なればこそ手助けはしないものです。なんでも過保護に親が手助けてしていたら、転ぶ権利を奪う事になり、成長の機会を失うかもしれないと、大我でわかっているからです。

「守護」ということの本当の意味は何か。根本にあるのは大我の愛だということに、あなたは気づかねばならぬでしょう。

江原さんの本にはよく大我と小我という言葉でてきます。
小我は自分の事を最優先する利己的な気持ち。
大我は相手を尊重する気持ち、無償の愛、利他愛。

人は経験を求めて人間に生まれてきます。
転ぶ権利もある訳です。
転ぶ事で次から注意深く行動する事を学ぶ事もあります。また、転ぶことで弱い立場の気持ちを理解する事ができ、思いやりを学ぶ事もあります。
また転びを経験することで人生の方向転換、軌道修正となることもあります。
より長い目で物事を捉え、大きな愛をもって応援してくれる存在と言えるでしょう。

4.守護霊はメッセージをくれないこともある?

守護霊が道を示したら、自分の人生ではなくなる。だから守護霊は、責任主体で生きる私たちを妨害するような手助けはしません。私たちは霊界の操り人形ではないというのが、まさにこの一言に集約されています。

霊能者であれ、誰であれ、基本的に守護霊からのメッセージはないと思った方がいいでしょう。

(江原啓之氏の守護霊の)昌清霊が語るメッセージも前述のものを含めて4つくらいしかありません。
残りの2つは
「安心して一から始めなさい」
「できることはできる。できないことはできない」
これらは私個人に向けられたというよりも、現世で生きる人すべてに送られたメッセージです。

基本的に守護霊からのメッセージはないと申しましたが、
全くないわけではありません。ここぞという時は、メッセージをいろんな形でもたらしてくれます。

都合のいいことだけを望んでないか、これは尋ねるに値する質問なのか。
内観するうちに「それほど切羽詰まってないな」と思ったり、自分で答えを見つけられることもあるからです。その内観こそが、守護霊からの問いかけではないでしょうか。

内観の末にメッセージが欲しいとなったら腹くくりが必要です。
自分にとって継ぐの悪いこと、耳の痛いことを聞く腹くくり。真摯に受け止めるという腹くくりです。
神社のおみくじという形でメッセージが届くことがあります。
凶がでたからといって、大吉がでるまで何度も引くのは、腹くくりがない証拠です。

守護霊からのメッセージは少ないかもしれませんが、ヒントはたくたんきているということです。だからこそ、何がどういう意味で自分に起っているのかを自分を気付く感性や分析力が大切なのです。
そしてヒントには必ずといっていいほど「それでいいんですか?」と問いかけが含まれています。
ヒントは映画や本のなかのワンフレーズにあったり、友達が口にした言葉かもしれません。そこから分析してメッセージをくみ取れるかはあなた次第です。

守護霊のメッセージに気づく手立てはあります。
同じような話を、まったく別の人たちから聞いて、「どうして今このときに、全然繋がりのない人から同じような話を聞くんだろう」なというケースはその一例です。
他にいつも聞き役だった友達が急に「それはやめたほうがいいじゃないの?」と理性的に言い出すケースもあります。
納得できずに、相手のアドバイスを振り払ったりするかもしれません。
けれど、耳の痛い話や自分に都合の悪いアドバイスには、特に耳を傾けてみる価値はあります。そこに守護霊の大我の愛が込められているかもしれないからです。

なんでも従うという意味ではなく、理性的に客観的に考えるきっかけにしてみて下さい。自分で考え、分析するのです。

守護霊が道を指示してくれたらどんなに楽でしょう。
でも、楽をするために守護霊がいる訳ではないという事なのでしょう。
時に耳の痛い言葉もあるでしょう。
都合のいい言葉だけを聞きたい、とという気持ちでは守護霊のメッセージを聞き逃してしまうかもしれません。

4.グループソウルと守護霊について

江原さんの守護霊を語るのにグループソウルの概念も欠かせません。

グループソウル(類魂)は霊界にいる「たましいの家族」「たましいのふるさと」です。グループソウルはたくさんあり、現世の家族は違うグループソウルに属しています。

グループソウルはコップの水のようなもの。
私たちはグループソウルからこの世に生まれた一滴の水のようなもの。
そしてあの世に還ると再びコップの水を混ざります。
現世で経験と感動を重ねることたましいが成長していれば、コップの水の透明度があがり、グループソウル全体の進化向上につながります。
前世の経験と知識もグループソウルに溶け込んでいます。
過去生すべての記憶、経験、思考力、心象風景や思い出に至るまで、グループソウルにあります。

守護霊はグループソウルにいるそうです。
「グループソウルの叡智をピックアップしたような存在。
グループソウルの全ては共有していて、前世でもあり、自分自身でもあり、
いわば一体の存在。」とも述べられています。

自分自身でありながら、グループソウルの叡智を集約したような存在。
ハイヤーセルフ(高次の自分)が近いような気もしますね。

5.霊視のメカニズム

自分の守護霊がどんな人なのか、気になる事もあるでしょう。
霊能者、占い師でも守護霊を見る人は探せばいますが、
見解がことなる事があります。
なぜ、視る人によって霊視の結果が違うのでしょうか?

さらに霊視は、霊界から必要があるものだけを、必要な時に見せられる受動的なものです。イギリスでは霊能者の事を「センシティブ」と呼ぶことがありまます。この言葉からわかるように、霊能者は感受性が強く繊細です。霊能者のコンディション、視る相手との波長の違いなども霊視に影響しますし、霊視の解釈に至っては、霊能者自身の教養や分析力が大きく関わります。

霊視というのは受け身なものですし、視える、聞こえるという能力があったとしても、それはただ視える、聞こえるだけというだけのこと。そして霊能者は持っている引き出し以上のものは視えません。視えたとしても、知識や教養が乏しければ、それを分析したり、重要なメッセージを落とし込んだりすることができず、間違った解釈で伝えてしまうこともあるでしょう。

仮に「守護霊があなたにこんなことを言っていますよ」と言う霊能者がいても、その霊能者がどれだけの教養や引き出しを持つかを見極めなければいけないでしょう。
それには、自分たちも鵜呑みにしないだけの知識、教養、地の足のついた理性での判断が必要となります。
そういう意味でも、正しい知識や教養、理論、霊的視点というものが、誰にとっても大切だと言えるでしょう。

霊的ビジョンはエネルギーです。
受け取ったビジョンをどう翻訳するか?は見る人の知識、教養、人生経験で異なります。霊能者の引き出し以上のものは視えない、という事が大きいでしょう。

6.守護霊の姿について

さて、実際に守護霊はどういう風にみえるのでしょうか?

霊視で守護霊の姿は光にしかみえません。霊的な世界の存在は、現世とは波長が違い過ぎて、光にしか視えないはずなのです。特に高級霊であればあるほど光です。
そもそも守護霊には姿に対する頓着がありません。
人は死後、あの世で自分を向き合い、現世で沁みついた未練や執着を捨てていきます。
物資的で自己中心的な小我から、見返りをもとめない利他愛、大我へと目覚め、「もっと他者に貢献できるたましいになりたい」と思うようになります。この覚醒を「第二の死」と呼びます。
第二の死を迎えると、現世での姿や名前にも執着がなくなります。肉体を捨てさるのは現世の死ですが、さらに姿や名前などへの執着も捨て去るという意味でも「死」。
グループソウルに溶け込んだたましいは、このように執着を捨て去ったたましいです。

守護霊は大我に目覚めた霊です。必要もないのに、いちいち自分のことを細かく自ら語ったりしません。問われるままに答える事もないでしょう。
しかし霊界は、現世では考えられないほどに卓越した世界ですから、瞬時にかつての名前や姿を引き出す事はできます。自分が見守る現世の人間に、告げるだけの目的があれば、姿を可視化させたり、名前をかたる事もあるのです。

姿かたちさえ執着がない存在が守護霊です。
実際は光にみえるそうです。
私の経験でも光の存在として見えます。
ですが、時と場合に応じて相手にわかりやすい人の姿をしてくれる事はあります。

7.守護霊は真似することがある。

私はラジオ番組などで「江原さんが夢にでてきて、こう言ってくれました」という内容の投稿を、たびたび受ける事があります。
残念ながら私はその人の夢にはいっていません。
妄想や思い込みということもあるでしょうが、その人の守護霊が「一番効果あるのはこの姿かな」と考えて、私の姿を使って真似たのだろうな、と推察しています。
臨終の時は誰が来たらその人の目覚めにになるのか、守護霊はわかっています。
時には菩薩様の場合もあるし、西洋でしたら聖母マリアの場合もあるでしょう。
これは実際に観音様や聖母マリアがお迎えに来るのではなく、守護霊が姿を似せているのです。

本人がわかりやすい姿、受け入れやすい姿で現れる事はあるようです。
自分の鑑定例では二次元のキャラクターの押しの姿をとる事もありました。
姿形はそれほど重要でなく、メッセージの内容が大事なのでしょうね。

8.自分の守護霊をしるヒント

自分で守護霊をしる事はできるのでしょうか?
ヒントとしてこんな事が述べられています。

あえて守護霊をしるヒントを申し上げるならば、「自分の中にある、自分の一番良きところだけを抜き出した人物を想像してごらんなさい」という事です。
守護霊はあなたの良きところが磨かれた長所の集積です。今迄味わってきた経験や感動が違うだけだからです。そして、類魂なので気質や個性はあなたそっくりです。

姿形については、自分が死んで、守護霊にあった時のお楽しみ。
会ったことがないはずなのに、どこかで会ったような、懐かしい親しみを感じ、すぐにわかるはずです。そして「本当に、自分みたいだ」と思えるくらい、親しみを感じるでしょう。

ちなみに私は自分の長所が思い浮かばなかったので、親しい人数人に聞いてみました。人からみた自分は自分と思っている自分をかなり違っていたので、自分の長所が思い浮かばない方は、親しい人に聞いてみてもいいかもしれません。

9.まとめ

守護霊についてはいろんな霊能者、占い師がいろんな見解を述べています。
江原啓之さんの本を読んで思うのは
守護霊は依存させるような守り方はしない存在、という事です。

「人間は霊界の操り人形ではない」という言葉にあるように
生きている人間の自主性を重んじているんだな、と改めて思いました。

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