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難病があっても海外で暮らす
イギリスからこんにちは。Maiです。
わたしはSLEという特定疾患をもっています。
約4年前に診断され、前進、後退を繰り返し、今に至ります。
今はSLEをコントロールしながら、夫の故郷イギリスで暮らしています。
今回は難病と診断されて、なぜイギリスで暮らす決意をしたのか話していきます。
SLEの診断をされたときイギリスに行くことを決めた!
わたしは昔っから風邪やインフルにもかからないほどの健康優良児でした。
まさか自分が難病になるとは思ってもいませんでした。
難病になったきっかけは私の場合明らかでした。家族の死です。
家族の死を経験し、「あっ人って明日、いや一秒先も生きているかってわからないんだ」と学んだ出来事でした。
でも人って生きているとそんなことって考えないですよね。
でも身近に体験して、一気に自分の世界の概念が変わりました。
なんで物事を先延ばししているんだろうって。
わたしは小さい頃からの夢が海外で暮らすことでした。
この夢だけはずっと心の奥に鎮座していて、いつか海外に行くのだろうと思っていましたが、勇気を持てずにいました。
そんなときのSLE診断。
わたしはその先のことを考えずに夫の故郷であるイギリス行きを決めました。
今考えるとビザはどうするとか、仕事はどうするとか、お金のこととか問題は山積みでした。
でもその時は今までなんで踏み出せなかったんだろうと思うぐらい、ただボタンをポンと押すような感覚でイギリス行きを決めたのでした。
やりたいと思った時に決断して行動すること
きっと家族や友人はクレイジーなやつだと思ったでしょう。
当時は全身が疲弊して、足も感染して動けない状態でしたからね。
でもそんな時こそ感じるのです。
あぁ元気なうちにやっておけばよかったなぁって。
多分神様は時間の大切さをわからせるためにこういう状況にしたのでしょう。なんてひどい・・
みんながみんなこういう体験があれば「時間の有限性」を意識できるのでしょうが、そうもいきません。
もしかしたら明日事故に遭うかもしれない
もしかしたら明日地震で家の下敷きになるかもしれない
もしかしたら明日物が落ちてきて頭に当たるかもしれない
誰も未来のことはわからないのです。
必ず明日が来るという保証はないんですね。
なので自分のやりたいことは先延ばしにせず、今できるのであれば今やってしまうのがいいのです。
決断したことで日本では見れない景色を今見れている
後先考えずに来てしまったイギリス。
今の暮らしは決して裕福な暮らしとは言えません。
日本にいた方が安定した仕事もあったし、便利だったと思います。
でもイギリスに来たことは後悔していません。
自分のやりたいことができたんですから。
みなさんも先延ばしにしていることがあったら、ぜひ今できるのではないかと考えてみてください。
みなさんの人生は無限ではありません。
人生には予想外の出来事が起きることもあります。
自分が死ぬときに後悔のないような人生にしたいものですね。