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[デミロマ/バイ/シス/ノンバイナリー][考えることと言葉を綴ることが好きな18歳][…

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[デミロマ/バイ/シス/ノンバイナリー][考えることと言葉を綴ることが好きな18歳][セクシャリティ、社会問題、その他いろんなことに対する自分の意見を書き留めておくためのnote]

最近の記事

大阪地裁の判決を受けて

大阪地方裁判所は同性婚が認められていない現状を「合憲」と判断した。  札幌の一歩は、繋がれなかった。  学校が終わって真っ先にTwitterを見て、崩れ落ちそうになった。  国の反論の根拠は「婚姻制度は一人の男性と一人の女性が子供を産み育てる共同生活に法的保護を与えることを目的とした制度だから」だそう。そんな言葉が出てくるような国なのか。それがですよねそうですよねと通じてしまうのか。悔しくて、苦しくて、涙が出る。ただ、大切な人と家族になりたいと願っているだけなのに、なぜ

    •  桜のようなひと。彼女はどんな人かと訊かれれば、迷わずそう答えるだろう。  常にしなやかでまっすぐに一本芯が通った空気を纏い、それを体現するかのように背筋を伸ばしている。ただ、普段力強い光を湛えている瞳が時折諦めにも似た色を浮かべる。それが儚くて、春の風に消えてしまいそうですこし怖い、優しくて強い、綺麗なひと。  そんな桜のような彼女と、ある春に出会った。これは、そんな彼女と私、そしてたくさんのひとの、たくさんの出会いと別れの話。 一、好き 「私は誰かに恋することはないけれ

      • 性的同意年齢、13歳で良いの?

        良くない。 本当に良くない。 私が13歳の頃は、何も知らなかった。小学校を終え、中学に入ったばかり。小学校の保健の授業で教わったことといえばセックスがどういう行為かと妊娠のメカニズムくらい。 避妊の方法、性暴力とは何か、身体にかかる負担、未成熟な体で妊娠することのリスク——そんなこと、教わっていなかった。 その頃、私は早く大人になりたかった。 友人と「初めてすると痛いなら早く終わらせたいよね」なんて話した記憶がある。いやいやいや…全力で否定してあげたい。今振り返るとおぞま

        • 選択的夫婦別姓について

           2020年11月23日。  今日は、選択的夫婦別姓について私の意見を書いてみます。  先日、Twitter上で話題となった「選択的夫婦別姓」の是非。  私は賛成です。姓、名字は自分を象る最も大切なもののひとつである「名前」の半分ですから、生まれながらに与えられた姓を変えたくないと望む人も少なくはないでしょう。私も、自分がいつか名字を変える未来は考えたことがありませんし、違和感しかありません。望む人がいて、仮にこの案が実現したとしても誰かが害を被るわけでもないのですから

        大阪地裁の判決を受けて

          セクシャリティ

           2020年11月22日。高校二年生の秋。  自分自身を言葉という形にして残していきたいと思い、noteを書き始めました。初めての投稿となる今回、まずは書こうと思うきっかけになった、自分のセクシャリティについてお話ししようと思います。  セクシャリティについてお話しするうえで記しておかなければならない注意がふたつあります。  一つ目は、アイデンティティの否定をしないこと。セクシャリティは個人の大切な個性の一つであり、また個性の一つにすぎません。セクシャリティが個人のすべ

          セクシャリティ