光と影

影がつくとき
それとは
べつにあると思った
影がまるで
独り歩きするように
延びていくものだと
そう思ってた
それの中にあったものが
染み込んで
落として
影になるなんて
知らなかったんだ
光があるから影ができるように
表裏一体なのなら
見て見ぬふりせず
知り尽くすべきだろう
どちらも愛すべきものだろう
愛しく思うべきだろう
それがわたしなのだから