#4 アイデンティティがなぁぁぁぁい~♪
最近、朝のアラームで流れるのはサカナクション。
ランダムにしているけれど「アイデンティティ」が流れる確率が高い。
起き抜け状態から、この冒頭の歌詞を聴くと結構なインパクトです。
(踊り出したくなる「新宝島」もアラームにピッタリですが。)
そんなところから思い浮かんだことが今日の記事です。
ガッツリ悩んでた私
同い年の山口さんが
「アイデンティティがない、生まれない」と歌っていますが、
若い頃の私も本当に悩んでいました。
父が転勤族で引越しが多く、3つの小学校に通ったので
「出身地はどこ?」と聞かれても答えられず、
「ふるさとと呼べる場所が無い私は変なのか?」と長らく思っていました。
父も母も、周りの友達の多くも、みんな帰る場所がある。
テレビのアニメでもドラマでも然り。
みんなにはどうやら地元と呼べる居場所があるらしい。
そして、幼馴染と言われる存在がいるようだ。
でも私にはそれが無い。
「それが無いって、私のアイデンティティも無いってこと?」と
壮大な悩みが始まっていきました。
じゃあ「日本出身」ってことで
中学生になる頃、英語の勉強が本格的になって、
中2で初めて海外に行く経験をしました。
そんな頃でしょうか、私はこのアイデンティ問題に一つの策を見つけます。
「私、日本出身って考えるわ」
めんどくさくなっていたのが大きかった思いますが、
出身地の話は、もう、ひっくるめてしまえ、と。
無理矢理のリフレーミングだったのかもしれません。
でも、我ながら目からウロコ、気持ちが軽くなった記憶があります。
アイデンティティが見つかる所
幸いにして今は「あ、私、居てもいいんだ」という場所があります。
超絶不安定だったアイデンティティ問題はこれで随分と治まりました。
-職場の先輩に連れ込んでもらったオキナワンのコミュニティ。
-キャリアについて一緒に学ぶ仲間。
-美味しいものを食べるという目的で集まるメンバー。
などなど。
「今のあなたでOK」という実感があって初めて
「私って○○なのかも」というアイデンティティに目が行くんだね、
やっぱり。
と、そんなことを思った今日この頃です。
★本日の写真★
先日行った有松絞りまつりで目を奪われた有松鳴海絞りの浴衣。
藍色と白だけなのになんて鮮やかなんでしょう!と写真を撮りました。
実は、私の曾祖母は絞り職人だったそう。
ものづくりが好きだったり、美しいものに憧れる私のアイデンティティが
受け継いできたものだとしたらとてもありがたいなぁと思います。