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【レぺゼン令和問題】Twitterのプレゼント企画への参加のリスク

Twitterのアカウントを持っている若者は、間違いなく一度は下のようなツイートを目にしたことはあるであろう。

世界一リツイートされたのではないかと、当時話題になったツイートである。



上記の画像は、2019年の1月に、ZOZOTOWNの元社長前澤勇作氏がお正月に総額1億円100万円が100名に当たるキャンペーンを企画したものが話題になった。

応募方法は、Twitterのアカウントを持ってさえいれば、「フォロー」や「リツイート」や「いいね」などのアクションを起こすだけ。合計1分もかからない。それだけでプレゼント企画に参加する権利が手に入り、100万円が手に入る可能性がある、というものである。他の懸賞企画とは違い、面倒くさい登録もいらない。

アカウントを持っていない者でも、Twitterへの登録自体は10分もかからないお手軽さである。

無料で参加が出来る為、金銭的なリスクはほとんどない。





参加するリスクがあるとすれば、私が思うに、大きく2つある。

①あなたがそのプレゼント企画に参加したことを他人に知られること

②当たった場合、振込先を企画者へ送らなければならない。つまり、個人情報を渡さなくてはいけないこと。

これらのリスクを痛いくらいに突く著名人の声も最近多いと感じる。




①に関して、「ロンドンブーツ」の「田村淳氏」は以前、以下のようなツイートをしていた。


このツイートが反響を呼び、多くの共感が得られた。直接的な否定はしていないものの、遠回しにこの企画に対するネガティブな意見と、参加している者の浅はかさを突いている、と読みとれる。

同調している者が多さ(いいねやリツイート)が示すように、この企画に対して、嫌悪感を抱いている人もかなり多いと言える。




②に関しては、近年これを悪用したプレゼント詐欺企画がTwitter上で横行している。
起業家であり作家でもある、「えらいてんちょう」こと「矢内東紀氏」も、以下のような動画を出しており、プレゼント企画の危険性に対しての警鐘を鳴らしている(6分程の動画であるので是非見てほしい)。

https://www.youtube.com/watch?v=ZeASWIs4y2k


矢内氏もプレゼント企画に対しては「否定派」のスタンスであると思われる。

また、わたしがフォローをしている、ある投資家の方のツイートには「プレゼント企画をツイートしているようでは他力本願過ぎてお話にならない」のようなツイートも流れてきた。

逆に、参加賛成派の意見は「貰えるものは貰っておけ」「ノーリスクで当たるならやらない理由がない」「純粋にくじが楽しい」などの声を多少見かけたものの、賛成派は、わざわざスタンスを表明せずに「フォロー」「リツイート」「いいね」というアクションでスタンスを表明している印象だ。

同じような企画をやる企業もちらほら出てきているものの、こちらはあくまでその会社の「商品」が当たるもので「現金」ではない。







プレゼント企画に参加するかどうかは、あくまで各々のスタンスの問題であって、法に触れているわけではない。

反対派の根底では、『真面目に働いて金を稼げ』『楽してお金を手に入れるんじゃない』というような、昭和的な価値観が、今の日本にも、我々にも、染みついてしまっているのではないのかとも思う。

賛成派の根底には、「楽してお金が欲しい」というのが第一だろう。「楽しそうだから」「試しに」というのもあるかもしれないが、

やはり、「あわよくば」という下心は間違いなくあるだろう。


誤解して欲しくはないが、この企画を考えた前澤氏は本当にリスペクトしている。

勿論、前澤氏だからできる芸当であって、とても私の想像の及ぶ範囲ではない。

当たった人は、当然嬉しいだろうし、大袈裟に言うと、お金配りを通じて人に幸せを運んでいる。前澤氏本人も、「最も効率的な富の再分配」といったような主張をしており、そのような領域に達した者でしか、わからないものがあるのだろう。

余談ではあるが、2020年5月現在、前澤氏の保有資産額は、約2134億円とも言われている(wikiより)。


各々の賛成反対のスタンスに対して、とやかく言うことではないし、私個人としても、未だに答えを出し切れていない。スタンスがはっきりできていない。

当然、100万円が目の前から降ってきたら欲しい。リツイートしたら当たるかもしれない。アカウントはあるし。ボタンを押せばいいだけ。

でも、10年後20年後の自分がその行動を見て、「自分の行動は正しかった、ダサくない」といえるのか、はっきり正しいと言える自信はない。

自分でなくても、自分の上司や、憧れの先輩、好きな芸能人がリツイート企画に参加していたら、どのような感情を抱くか。







「イケてる」とは言えない筈だ。「ダサっ」っと冷めてしまうかもしれない。








だから、自分の中でしっくりくる答えを見つけることができるまでは、やらないことにする。

この記事を読んでくれたあなたも、自分のプライドと、抱えるリスクと相談した上で、衝動的にではなく、後悔のない選択をしてほしい。

リツイートやいいねをするかしないかだけで大袈裟かもしれないが、一生後悔する危険性も孕んでいるのだから。





まだまだこの企画に関して話したいこと、発信したいことがありますが、それはまた別の機会に。

気が向いたら、またこの話題に触れたいと思います。


おわり

p.s. 自己紹介除けば初投稿。ギア上げてきまっせ。

#社会問題  #Twitter #プレゼント企画 #初投稿 #note  



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