フィクションだけどありそうな話その2
登場人物
僕:主人公。写真が趣味の中学生。
あの娘:「僕」の幼なじみ。コスプレが趣味の中学生。
本編
夏休み。あの娘が家に遊びに来た。
あの娘「アンタのモデルになってあげる。」
僕「コスプレしたいだけでしょ。」
あの娘「いいから撮りなさいよ。」
こうして僕とあの娘の撮影会が始まった。
僕は"正直撮りたいのは人物ではなく風景なのに"と思いながら撮影を進めていった。
あの娘は学生服やメイド服、変身ヒロインなどさまざまなコスチュームで撮影に臨んだ。
それにしてもすごい早着替えだ。
それからたくさんのコスチューム(いずれも手作り)を完成させる技術もすごいものだ。
なんて感心していた僕は、次のコスチュームで唖然とした。
あの娘「今度は産まれたままのアタシを撮りなさい。」
僕の眼前には、一糸まとわぬ姿のあの娘が立っていた。
僕は生まれて初めて、人物を撮りたいと心から思った…。
この物語はフィクションだけど、世界のどこかでありそうな話。