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武器となる言葉【小アルカナ Swords ACE】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
昨日の続きにもなります。
言葉の使い方が難解だと言う話の流れで、今日は題名の通り
『言葉は武器となる』と言う話をしましょうか?
トランプのスペードは「Swords」『剣』を表します。
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ご存知の通り、トランプの原型はタロットです。
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今更ながら見比べてみれば、スペードのマーク♠️が剣に見えて、
「確かに!」と思えますね。
剣というと「人を傷つけるもの」と理解しやすいと思います。
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こちらはトランプならクローバー♣️である「Wands」『棒』を表します。
「木の棒の武器」『こん棒』から
「製鉄された鉄の武器」『剣』へ技術が上がっています。
人として「知能と技術を持った証」として、『剣に王冠』が輝いているのです。
人間の「知能」を象徴する剣には
『知性』として派生する「コミュニケーション能力」そして「言語能力」にも
意味が広がっていきます。
こう言った背景から「言葉は剣」と表現されやすいのです。
さて、ようやく本題。
言葉は身を助けますが、他人を傷つけるのも容易いことです。
しかも、知能がある分、昨日の例題のように
「良い腕時計ですね」と言いながら「帰って欲しい」というこちら側の感情を表現するなどという拗らせた活用方法が存在します。
これが「人間トラブル」の火種になります。
無理難題を押し付けてきて、丁重にお断りをすると、
「そう言って頂いたおかげで手間が省けました、ありがとうございます。」などと返答が返ってきます。
一瞬感謝の言葉ですが、最初『無理難題を押し付けてきた』のは先方の方です。
断られれば、先方は「自分の思い通りにならなかった」はずなのですから、感謝ではないはず。これは『モノは言いようの妙』で脳内がグニャッとしてしまいますが、イヤイヤ騙されません。
無理難題を自分が申し込んだのだと理解したのであれば、謝罪までいかなくても
「気を使わせてしまって(不快な思いをさせてしまって)申し訳なかった」という文章があっても良いかと期待はしてしまいます。
が、それを感謝の言葉に「すり替える」のは『嫌味』になります。
もうマイナスとマイナスを掛け合わすとプラスになる、みたいな摩訶不思議な現象です(学問としては証明されています笑)
共通言語を使って、コミュニケーションが取れるようになり、集団で生きていく可能性を進化させてきた現代ですが、そこには言語を使って人を傷つける、いわば「淘汰しようとする」言葉使い者も現れてきました。
マスメディアも隣の知人の言葉も鵜呑みにせず、全て自分の目で耳で相手をしっかり見ていきましょう。
剣は武器ではありますが、本来は他人を傷つけるモノではなく「自分を守るもの」です。不必要に他人を傷つける必要はありません。
人類の知性を正しく活用しましょう。
タロットMahou