マッサージの実習【大アルカナⅡ 女教皇】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
先日、同じオフィスビルの『スウェディッシュマッサージ IKI』秋山妙子さんの
サロンで、マッサージ研修のモデルを承りました。
受講者の方の手技の練習台です。
とはいえ、ボケラーっと寝てはいけなくて、どう感じるか?を
口頭で伝えていくという、任命を受けているため、かなりな修行です(汗)
眼に見えるモノを形にする作品を作るとか、
内容を丸暗記して採点をするとか、そういったお勉強ではありません。
受講生さんの身体を押す『圧』と、講師秋山さんの身体を押す『圧』が
計測されて数字上で認識できるわけではないので、
受講生の方も実感しにくい分野の確認をしていく実践練習。
同じ力で『圧』をかけても、身体の体重の乗せ方によって、
受け手の身体(Mahou)の『押された』感覚が全く違うのです。
受講生ご本人も「何が良くて、何が良くないのか?」が本当にわかりにくい。
毎回毎回、足の位置や腰の向き、顔の方向などをチェックしていかないと
出来上がりません。
すごく繊細な実習です。
Mahouもうっかり睡魔に侵されながらも、途中からは
『いかに口語で受講生に説明をするか?』
『受けている感覚を軸に、どんな感覚がよぎるか?』に、ものすごく集中できて
3人でとても充実した数時間を過ごしました。
マンツーマンで秋山さんに教わるわけですが、マンツーマンじゃないと
伝わりません(きっぱり)
人によって(受講生)、ほんの些細な身体の癖があるので
それを見つけ出すのも至難の技です。
『こうして、こうやって』が人の数だけ存在するのです。
講座風景を動画で撮るのも、悪くはないとは思いますが
おそらく、動画を見直しても、わからないであろう『感覚』の領域です。
動画で見直して、勉強した気になって、実際にやってみて出来ない方が
ショックを受けるような気もします。
かといって、実習中は、筆記用具で書き留めるような内容でもないのです。
『感覚ベース』の実習は、どれだけ集中するか?
そして、自分で記憶し、講座後にどれだけ自分で書き留めてまとめるか?に
よります。
受講生さんが帰った後に、秋山さんから過去の勉強ノートを見せてもらいました。
もう、泣けちゃうくらい、事細かくまとめていらっしゃいます。
そう、Mahouもタロットの勉強をした時は、同様でした。
私たちの時代はパソコンがなかったので、とにかくノートでまとめるしかありません。
画像のコピペなどできませんから、その都度、ノートの絵を描いて、
その絵に矢印でコメントを書いたりして、
でも、そこまでするから、秋山さんなら身体、Mahouならタロットカードの
隅々まで理解するのです。
大金を投入して、何かしらの資格を取得したらセラピストの皆さんが
なかなか手技のレベルが上げられないのは、ダントツに実践練習の少なさです。
スクール生同士の手技は、お互いが、順番なりを理解しているので
受け手側も、本当の感覚ではなく、思考として感想を述べてしまうモノです。
スクール上では、優秀な成績であっても、いざお店に立つと指名がつかなかったりするのは、自分の癖まで理解していない傾向もあるのでしょう。
そういった場合は、スクールを卒業したからこそ
マンツーマンの学習が必要なのかもしれません。
Mahouは当たり前のように、いつも秋山さんの施術を受けているのですが
『こんなにも違うのだ!』(生徒さんだから当たり前なのですが)
と理解できて、改めて感謝と羨望の眼差し(爆)
技を習得するには、ちょっとやったぐらいでは、無理なんです。
ぜひ、みなさんも、正しくプロから学んでください。
タロットMahou
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