愛のキャパシティが狭い
推せるキャパが決まっていて推しを増やすことができない。
犬を飼うまではバンドマンやアイドルを推したり、趣味も多岐にわたっていた。
犬を飼い始めてからは犬一点集中みたいになってしまって、一時期は週に10本見ていた映画も週5本、それもショートムービーばかりになった。
コロナの影響もあるけど、あれだけ全国をまわるほど好きだったバンドマンへの興味も薄くなり、熱狂的に大好きだったアイドルへの熱も薄れていた。
別にそれがダメなことだとは思っていないけど、あれだけ熱中していたものへの興味が薄れてしまう自分に寂しく、悲しくなってしまった。
もう32歳だし”推し”という存在にキャーキャー言う年齢じゃないことは分かっている。
けど”推し”に夢中になっていた期間が本当に楽しかったことを覚えているから、またあの頃みたいに”推し”に熱中したいな、と思う。
今は飼い犬が推しみたいなもんで、推しを養っている状態ではあるんだけれども。
まあ推しができたところで今は大切な犬がいて、何よりも犬が最優先なので、現場に足繫く通うことはできない。
だからといってそれが不満かと言われればそういうことは全くなくて、今は犬に出会えて本当に本当に幸せ。
犬大好き。出会えてよかった!
犬が好きすぎて犬の愛を綴ってしまったけど、何が言いたいかっていうと「愛のキャパシティが狭い」ってこと。
犬が大好きすぎるがゆえに私の愛のキャパシティのほとんどを犬が占めているので、他の誰かが私の心に入り込む隙がない。
よく聞く話だと「ペットを飼い始めると恋人がほしくなくなった」ってやつ。
私はそもそも恋愛に興味が薄い人間なので恋人がほしいと思うことはなかったけど、その気持ちに近いんじゃないかと思う。
誰かを愛する気持ちが犬に向いているってことだと思っている。
っていうのは理解しているんだけれども…あの頃みたいに推しに熱中した~~~い!!!!って話なんですわ。
と、ここまで自分と犬を主体に話を進めてきたが、多くの32歳ってこんなことで悩まないと思う。
だってみんな結婚してるし子どもがいるから。
そう、みんなもう結婚して子どもがいて家庭を持っていて、家庭に愛を注いでいる。
先述した通り、私は恋愛への興味が本当に薄いし、そもそも人と関わりを持たない選択をしてこの歳まで生きてきた。
なので「家庭を持ちたい」と思ったことは人生で一度もないし、家庭を持たずにこの歳まで生きてきたことに後悔はないけど、同年代の友人と話が合わなくなってきたのはシンプルに寂しい。
そんなわけで、本日は自分の愛のキャパシティが狭くて寂しいよ~!悲しいよ~!って話でした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
平 真歩
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