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命を預かるということ
金魚がやってきた
暑中お見舞い申し上げます。
ホントに暑すぎますね。
外出するのも躊躇してしまいます。
けれど、夏ならではの楽しみもあります。
先日、小5の次女が友人たちと夏祭りに行きました。
帰ってくると、次女の手には金魚が2匹いるではないですか!!
話を聞いてみると、次女の友人が金魚すくいをしたものの、家に持って帰れないと思ったのか?「いらない」と次女に渡してきたそう。
「どうして、それは困ると言わなかったの?」と聞くと、渡して逃げていってしまったとのこと…
なぜ我が家へ?
これが物であれば、まだ良かったのだけれど、金魚は生き物。
生き物を押し付けられたようで、正直戸惑いました。
けれど、目の前には生きている金魚が存在します。
主になると思った子から「いらない」と言われ、我が家でも困った顔をされていたら、金魚たちがかわいそうだな、と思いました。
お祭りの金魚といえば、そんなに長生きできずに死んでしまう、という記憶があります。
この金魚たちも、何もしなければ、明日の朝には死んでしまっているかもしれない…
この金魚たちは、次女について行けば、生き残れるかもしれない、と僅かな希望を持って我が家までやってきてくれたのかもしれない?
そう考え直して、長女に金魚が食べられそうなものを調べてもらい、次女には虫カゴを洗って水を代えずにそのまま移すようにお願いしました。
長女が調べたところ、金魚は小麦粉を食べるらしい。
そこで、小麦粉を投入してみると、金魚たち明らかに元気いっぱいになりました!
長女グッジョブ!!
次女には、「自分で連れて帰ってきたのだから、責任持って何が必要なのか調べて買いに行こうね。そしてできるだけのことをしてあげようね。」と伝えました。
翌朝
ドキドキしながら金魚の様子を見に行くと、生きててくれました!!!
よかった〜
次女は現代っ子なだけあって、Google先生やYouTube先生で調べまくり、オープンと同時にDAISOへ向かいました。
私もついでに買い物をしたのだけれど、支払うときに、次女は金魚グッズを全て自分のお小遣いから出そうとしました。
次女なりに自分でなんとかしなきゃと思ったのだと思います。
実際、次女にとってはなかなか高額になっていたので、私が支払いました。
その後も水替えや餌やりなど、次女が率先してやってくれています。
自分で金魚の本も買って、私から見たら、すでに金魚博士です。笑
新しい家族
正直なところ、次女に金魚を渡したお友達にとって、私のしたことが良かったのかな?という思いがずっとあります。
自分のやったことがどんなことだったのか?もし私の子供が同じことをしたら気付いてほしいと思うからです。
そんなこともたくさん子供たちと話し合いました。
次女は、私からお相手のご両親にこのことを伝えることで、友人との関係がどうなってしまうのか?心配しているようです。
次女からその友人へ「金魚は元気にしてるよ」と伝えたところ、返事がなく、やはり悪いことをしたという気持ちがあるのだろうと感じます。
私はその子のご両親と面識がなく連絡先も知りません。
同じクラスなので、授業参観のときなどにお伝えしてみようかな、と思っています。
それとは別に、もはや金魚たちは我が家の一員です。
泳いでいる姿に癒されますし、元気でいて欲しいと心から願っています。
所有できるものなどない
たまたま我が家に来てくれた金魚たち。
すでに、「なっちゃん」「くぅちゃん」と呼ばれています。
4年前に来てくれた保護犬の「爽くん」もそうだし、夫も娘たちもみんなたまたま一緒にいてくれる大切な家族です。
大切にしている物、いつも身の回りにある物、便宜上、所有物とされているものも全て、私が所有できるものなんて何一つないと思っています。
死ぬときには全て手放していくものだから。
時が来れば全て巡っていき、形を変え、また新しい『なにか』になる。
そのときまで、周りにいてくれる人も動物もモノも、そして日々の出来事も全てに感謝して、大切にしていきたいと思います。