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残念な生き物

残念な生き物事典

何年か前に残念な生き物事典シリーズが人気でしたよね。
今も新しく出ていると思いますが、私の娘も大好きで何冊か本を持っています。

いつも思いますが、あの中に『人間』も入れて欲しいです。
私、何度娘たちに、
「残念な生き物事典に載せるよ!」と言ったかわかりませんし(笑)
人間もツッコミどころたくさんありますよね。
それなのに、他の生き物をちょっと面白がってる感じが上から目線な気がします。

※中身はすごく勉強になるし、楽しく生き物のことを教えてくれて子供たちの興味を引くとてもいい本だと思っています。

私こそ残念?

最近、髪をバッサリ切りました。
耳が隠れるくらいまでかな?いつぶりだろう?ってくらい短くして、それが徐々に伸びてきたら、伸びてきた髪が私の首を攻撃してくるようになりました。

それでちくちくするなーと思っていたら、だんだん痒くなってきて、湿疹のようなものが広がってきました。

それをヨガ教室でお話したら、生徒さんから、「先生の髪強いんですね」って言われて、あーそうか、私の髪は他の人の髪より強いのかもしれない、と思いました。

そんなことを考えてたら、残念な生き物事典に自分のツノが伸びてきて自分をおでこを刺してくる動物いたなーと思い出したんです。

それで調べてみました。

バビルサ

バビルサというインドネシアに生息するイノシシ科の動物で雑食性なのだそうです。
インドネシア語やマレー語で、バビが『豚』ルサが『鹿』を表すそうです。
下顎の犬歯が上に伸びてくるだけでなく、上顎の犬歯までもが顔の皮膚を突き抜けて、上向きに伸びてくるそうです!

考えただけで痛いです!!!

ツノではなく、牙でしたね。
そしてその牙は、一生伸び続けるそうです。

なぜこんな牙を持つのかについては、モテるからという理由が有力のようです。笑

バビルサのメスから見たら、牙の長いオスがイケメンに見えるらしいです。
蓼食う虫も好き好きと言いますが、イケメンの基準も色々ですね。
バビルサの牙は脆いようで、戦うための武器というより、オス同士が相手の牙を折ることで自分がよりモテようとするらしいです。

牙の長さが、バビルサの自尊心を保つ指標のようなものなんですね、きっと。

闘いに敗れて牙が短くなってしまったバビルサは、心まできっと折れてしまいますね。

次に来るモテ期のために、そのあと数年間、ひたすら牙を伸ばし続けるんですね。
想像してみたら、すごく健気です。

今後の対応

私の髪問題に戻ります。

アーユルヴェーダ目線で考えてみると、皮膚の炎症と言えば、ピッタ(火のエネルギー)が増えすぎているのかな?とも思いますし、この時期ヴァータ(風のエネルギー)が増えるタイミングでもあるので乾燥しやすいですし、皮膚も刺激を感じやすいのかな?とも思っています。

最近仕事が楽しくて、思いのままに動いてしまっているので、ピッタもヴァータも乱れやすい自覚もあります。
キャパオーバーなのかもしれません。

こんな時は、しっかり保湿して、心ゆったり過ごす時間をあえて取ることも大切かもしれないと感じています。

残念な生き物の筆頭

人間って脳が発達していて、言葉でコミュニケーションが取れるし、なんとなく他の生き物とは違っているような錯覚を持ってしまいますよね。
でもだからこそ、から回ったり、正直に生きられなかったり、他の動物ではできない愚かなことをやってしまうこともあるんだろうな、と思います。

残念な生き物の筆頭のような気もしてきます。

それはそれで、人間も愛しいですけどね。

ちなみに、バビルサが生息している森林の減少やハンティングによって、野生化での個体数は減少して絶滅危惧種になっているそうです。
ずっと牙を伸ばして過ごしていて欲しいですね。



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