掃除とアーユルヴェーダ
人間の『三大欲求』
一般的に、三大欲求と言えば、「食欲」「睡眠欲」「性欲」と言われますが、
一説によると、「食欲」「睡眠欲」「排泄欲」とも考えられるそう。
種を残すために必要な「性欲」ですが、子孫を残さなくても生死にかかるわけではありません。むしろ、「排泄欲」の方が生きていく上で緊急性の高い欲求だという考えです。
人は、日々さまざまな欲求を持ち生活しているので、敢えてトップ3を選出すること自体がナンセンスなのかもしれませんが…
けれど、この「排泄欲」とても大事だと思うのです。
不要な物は排出したい!
体の中で必要な栄養素を摂り入れ、必要な場所へと運び、不要とされるものは外へと排出されていく仕組み、すごいことだと思います。
これが排出されずに蓄積していったらどうですか?
アーユルヴェーダでは、消化がうまくいかないと、アーマ(未消化物・毒素)として体内に蓄積され、それが不調や病気の元になる、と考えられています。
アーマがある具体的な症状として
・消化不良
・便秘
・便や尿、口臭が臭い
・倦怠感、疲れる
・味覚が鈍い
などが挙げられます。
アーマを作らないために大切なことは
・腹7分目を心がける
・消化力を上げるスパイスなどを活用する
・適度な運動をする
など。
掃除とアーユルヴェーダ
掃除は好きですか?
私は割と好きです。
掃除機が埃を吸い取っていく様を見ると気持ちもスッキリするので、自分のためにやっているような気さえします。
まさに私の『排泄欲』を満たしてくれるのです。
アーユルヴェーダ眼鏡をかけて考えてみると…
『家(部屋)』→『自分の体』
『ホコリ・ゴミ』→『アーマ(未消化物)』
『掃除機・モップ』→『アグニ(消化の火)』
『快適な空間』→『オージャス(生命力・活力素)』
なのかな?と思います。
オージャスが増えると、
○安心感
○魅力
○体力
などが向上し、生き易さに繋がっていきます。
「オージャスをどう増やしていくか?」
が、人生の質を左右すると言っても過言ではないです。
よく、『部屋の乱れは、心の乱れ』という言葉を耳にします。
どちらも快適域にあることが重要ですね。
私は、アーユルヴェーダを学んで、アーマ(未消化物)の存在を知ってから、
(どうやったら蓄積したアーマを減らしていけるだろう?)とよく考えています。
これも私の『排泄欲』なのだなーと思うのです。
でもそこに執着しないことも大切なんでしょうね。
大切なのは『心地良さ』ですね。
『掃除とアーユルヴェーダ』シリーズ化しそうな予感です。
アーユルヴェーダを身近に考えるきっかけになるかもしれません。
良かったら、今後もお付き合いくださいませ♡