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災難に逢ふ節には災難に逢ふがよく候う~良寛さんのことば~

良寛さんをご存知ですか?😄



ここのところ


良寛さんが気になって気になって


仕方がないのです



良寛さんの遺して下さった


あたたかい智慧のことばが


じわじわとわたしのこころを


あたためます



純粋無垢で


嘘が苦手で


家業を継がず出家して


生涯お寺をもたず


町から離れた庵にひとり住み


無一物で


子どもたちと遊び


友と語り


恋もして


お酒もたしなんで


和歌や漢詩を好み


書を楽しむ



なんのこだわりもなく


ただ正直にご自分を生きた良寛さん



そんな良寛さんが


生涯大切にしたことは


『和顔愛語』


ということばだったそうです



人に与えるような


お金や物をもっていなかったので


和やかなお顔で


あたたかい言葉を贈ることを


とても大切になさっていたそうです


この生き方は


お釈迦様の教えにもあり


マザー・テレサもおなじようなことを


ことばに遺しています




こんなエピソードがあります



良寛さんの人気を妬んでいた漁師さんが


ある日、船に乗ってきた良寛さんを


船から落としてしまいます


おぼれかけた良寛さんを船に乗せると


良寛さんは恨み言をいうどころか


『ありがとう


あなたはわたしのいのちの恩人です


このご恩は忘れません』と


おっしゃったそうです



漁師は良寛さんの高貴なおこころに


うたれ


このような素晴らしい方に


なんてことをしてしまったのだと


こころを改めたそうです



こんなエピソードもあります


ある時の夜更けに


良寛さんの庵に


泥棒さんがいらしたのです


泥棒さんは


なんにも盗むものがなくて


とてもがっかりしていたのですが


良寛さんのお布団を見つけて


それを捕ろうとするのです


良寛さんは泥棒さんが


お布団をとりやすいように


寝返りをうってあげて


泥棒さんは無事お布団を


持ってゆくことが出来たのです


良寛さんは


この出来事を不運と思わず


それどころか


泥棒さんの境遇に


終始なみだを浮かべていらした


とのこと


その純真さに


こころ洗われる思いが致します



そんな良寛さんですから


たくさんの人に愛され慕われ


とても豊かな


人生を送ったそうです



良寛さん・・・



どんなお顔をなさっていたのか


拝見したかったです



良寛さんのおことばは


どれも素敵ですが


わたしがとても気に入っていることばは



災難に逢ふ節には災難に逢ふがよく候う



死ぬる節には死ぬがよく候う



是はこれ災難をのがる妙法にて候う



ということばです



なんというか・・・



潔ぎがよい❕(笑)  👍️❇️



つらい現実と直面している時には


なかなか受け入れずらいように


感じることばのようですが



わたしはこのことばに出会ったとき


大笑いして力が抜けたのを覚えています



おこった出来事を


よいもわるいも意味をつけず


ただありのまま受け入れ


味わう


そうして生きているうちに


自然となにか大切なことに


人は気づくのではないでしょうか



いっさい力の入っていない


この潔い心遣いになることで


それが


なるほど


災難を逃れる妙薬になるということ


なのではないでしょうか?😄



良寛さんのように


なににもとらわれず


ただただ生を味わい


ただただ正直に


生きたく候う❇️



良寛さんに会いたいな

緑が美しく竹の子が元気に伸びる季節に


良寛さんの庵を訪ねてみたら



良寛さんの和やかなお姿と


あたたかい笑顔に


お会いできるような気がしてならないのです。

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