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12月22日、冬至を迎えた。 今年はどうしても朝一で我が家の柚子を撮りたくて、目が覚めすぐに庭に出てみると、朝雨に振られたのか、冷え冷えとした空気の中、雫を滴らせ寒そうにしている柚子が撮れた。庭の大きな父自慢の木。その中で向日葵色に輝く塊は、まるで「私、綺麗でしょ。」と言っているようだった。手のひらに収まるころん、とした可愛らしい小さな姿に、誇り高さがぎゅっと詰まっているような、そんな生命の強さを感じた。 冬至とは、「昔の人々は生命の終わる時期だと考えていて、その厄をは