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#9【読書記録】夏への扉
どこかのサイトで「ジンジャエールをたしなむ猫がよい。」という感想を見て、読んでみよう思いました。
恋人と親友に裏切られた主人公が飼い猫のピートと30年間の冷凍睡眠を申し込むところから物語が始まります。
出版社ホームページの紹介文は以下の通り。
ぼくの飼い猫のピートは、冬になると「夏への扉」を探し始める。家にあるドアのどれか一つが、夏に通じていると固く信じているのだ。そして、ぼくもまた「夏への扉」を探していた。親友と恋人に裏切られ、冷凍睡眠で未来へと送りこまれてしまったぼくは……永遠の名作を新版で刊行。
原作は1956年に発表、日本では1979年訳書が刊行された作品とのこと。
50年前の人が想像して描いた世界という点でもわくわく。
翻訳された面白い作品を読んだとき、原文で読めたらもっと面白いんだろうなーと悔しくなることがありますが、この作品もそうでした。言い回しとか原文で読めて理解出来たらもっと面白いんだろうな、地名もアメリカの地理や気候が想像できたらもっと面白いんだろうなと。
あとヌーディストビーチが出てくるのだけれど、言葉は知っているけれど、どこにあって、どういう目的で、どんな人が集まるものなのか、全く分からず、捉え方がわからない。笑うとこなのか、登場人物の人間性を象徴するものなのかはてはてとなりました。
「文学2022」で酉島伝法さんの「もふとん」を読んで以来、SF小説をもっと読んでみたいと思っています。酉島さんの作品読んでみたいけどちょっと怖そうでまだ手を出せていません。
次は何読もう。