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キャンプメンバー発表

2月から始まるキャンプの一軍、二軍の振り分けが発表された。

伊藤、古川、五十幡、今川のルーキー4人が一軍スタートということで話題になっているが、メンバーをじっくり見ているとちょっとした驚きがあった。

長谷川凌汰投手が一軍キャンプメンバーに入っていたのだ。
背番号3桁の育成選手でありながら、一軍キャンプメンバーに選ばれているというのは、支配下まであと少しということなのだろうか。期待に膨らんでしまう。

2019年のドラフトの後、長谷川投手が指名された時の映像をSNSで見た。
指名された瞬間に飛び上がるように立ち上がり、仲間と抱き合って大喜びしている姿を見て「あぁ、この選手には頑張ってもらいたいなぁ。応援したいなぁ」と思った。

去年のキャンプは二軍スタートだったが、オープン戦で5戦投げて5回無失点。9回を任されたこともあり、ファイターズの育成選手の支配下登録第一号は長谷川投手なのではないか、支配下登録即守護神ということもあるのではないかと言われていた。
BCリーグでの成績を見ても、この好投はフロックではなく実力だと。すぐに支配下登録するべきだと。

しかし2020シーズンの開幕が延期となり、長谷川投手は姿を消した。
次に長谷川投手が投げてる姿を見たのは7月。その間に調子を落としたのか、ケガをしたのかはわからない。情報は全く出てこないが、ファームで投げる彼は、オープン戦で見たような「すぐにでも支配下登録を!」というピッチングではなかった。精彩を欠いた凡庸なピッチングだった。
それでもシーズン終盤、ファームで三者連続三振などの好投を見せ、フェニックスリーグでも8試合(8回)を投げて防御率1.12という成績を収めた。

そのシーズン終盤とフェニックスリーグの成績から、キャンプ一軍スタートメンバーに抜擢されたということだろう。
しかし一軍キャンプスタートとは言ってもキャンプ中の入れ替えがないわけではない。
支配下登録を目指す長谷川投手にとっては、毎日がアピールの場で、気が抜けない日々が続く。
でも去年、あとちょっとのところで手中をすり抜けていった「支配下登録」を、今度こそ掴み取ってほしい。

今年のキャンプはルーキー4人だけでなく、長谷川投手にも注目したい。

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