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手術な日々 乳がん編②

手術日当日。6時の起床のアナウンスで目が覚めました。今回は比較的睡眠が取れました。
8時半にセンチネルの注射があるので、ソワソワがとまりません。
いったいどれくらいの痛さなんだろうか。
その時ふと、今のうちに胸の写真を撮っておこうと思い、スマホで自撮り。もっと早く撮っておけば良かったな。何で気づかなかったんだろう。

時間になり放射線科(だったかな)で注射を受けることに。
手術用の太い針の注射器が登場。連日の検査で針の太さが3種類ある事を知りました。採血用、点滴用、そして手術用。勿論一番太いのは手術用。そして痛みも太さに比例しますね。
先生がエコーで腫瘍の位置を確認しながら、ちょっと痛みますよの一声。それに合いの手を入れるように看護師さんが、痛かったら声出しても良いですよって、、、え、そんなに痛いの?ちょっとまって、、、、、の心の声は届かずブスっと一撃をくらいました。
声は出なかったものの、眉間にしわがよる痛さ。
その後間髪いれずに液体が入る感覚、これがまた一段と痛かった。
しかも液がうまくリンパ節にいきわたるように、胸を強めにくるくると回すようにマッサージしないといけないらしい。その場で1回、一時間後に1回、最後手術に呼ばれたタイミングで1回。痛みの余韻の中でその説明を聞き、疲れきって病室に戻ってきました。もう、1つ手術をこなした気分。
これからが本番なんですけどね。

病室に戻ってから、点滴を装着。まだ時間に余裕があったので、ベッド周りを手術から戻った後に使いやすいように、手の届く範囲にあれこれセッティング。これは前回の術後の経験を生かして、もっと手の届く範囲においておけば良かったというものを、可動式のテーブルに並べました。
最後にそのテーブルがベッドを移動させる時に邪魔にならないように、部屋の隅に移動させて準備万端。あとは手術を待つのみです。

落ち着かない時間を過ごし、予定時間を15分ほどオーバーした頃に看護師さんが呼びに来てくれました。例のくるくるマッサージをして出発です。
2ヶ月前に来たばかりの手術フロア。まさかこんなに早くここに戻ってくるとは。

前回同様手術室に入るとすぐに椅子に座り、担当する看護師さんや麻酔科の先生が挨拶してくれます。ひんやりとした無機質な手術室でも私が緊張しないように、配慮して下さるスタッフの方々は本当に頼もしいです。
手術台に横になり、あとはお任せです。酸素マスクをつけて、少しボーっとしてきたら麻酔が効いてきて、、、、目覚めました。手術終了です。すぐに時間を聞く私。17時半をまわっていました。手術時間2時間半くらいでしょうか。ほぼ予定通り。前回よりも麻酔から覚めるのも早い気がします。病室に戻るまでに意識もはっきりしてきました。気分も悪くないし。痛みも感じません。少しして家族が面会来てくれました。前回と同様、感染対策のため面会できるのは、術後と退院時のみです。手術は予定通りの内容で済んだとの事。リンパ節も触らずに済みました。ああ、良かった。少しして看護師さんがきて血圧を測りながら、夕飯どうしますと聞かれました。
さすがに今夜は食欲がないので無しにしてもらいましたが、こんなすぐ食事できるんですね。とにかく無事終わってよかった。

少しウトウトして、気がついたら20時を回っていました。早速準備しておいたテーブルの上のアイテムが役に立ちます。水を飲んだ後、スマホで手術が無事終わるように祈っていてくれた友人たちに、手術終了の報告とお礼のメッセージを送りました。その時点でも痛みはほとんどありませんでした。尿管と脇から挿入されたドレーンで、大きくは動けませんが、起き上がることもできたので、水も難無く飲めました。友人からの励ましのメッセージに感謝しながら、その日はひとまず安心して眠れました。

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