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【2】step5 どこに向かうのかをさだめてみよう! ファーストユーザーに試してもらう!

この話は、ささいなキッカケから、「新しいこと」をはじめることになった高校生の2人組が、経営者や起業家、ユーザーの声をききながら、サービスをつくりあげていく物語です。

■登場人物

爽太(SOUTA):物語の主人公。高校2年生。どこにでもいる普通の高校生(と本人は思っている)。社交的で素直。姉が1人いる。

健人(KENTO):爽太の友人。まわりから物知りだと知られている、穏やかな青年。経営者の父と大学院に行きながら起業した兄を持つビジネス一家で育つ。
結愛(YUUA):爽太の姉。大学生。社交的で流行り物が好き。海外旅行に行きたいため、商店街の居酒屋でバイトしてお金を貯めている。


前回までの配信


第2章 - 観察する/現状と発生している問題/ 理想とそこに至るまでの課題/真因課題(イシュー)-
「目的をさだめる」
どこに向かうのかをさだめてみよう!


Step5:ファーストユーザーに試してもらう!

キッチンでミックスジュースの試作をしていると、爽太の姉 結愛が扉を開けた。

ーーーガチャーーー

結愛「あら!健人くん来てたんだ~久しぶりだね。こんにちは!」

健人「お姉さん、こんにちは。お久しぶりです!昨日も今日もお邪魔してます。」


結愛は「健人くん、また大きくなった気がするね〜」と言いながら冷蔵庫に向かって歩いていると、2人が試作をするダイニングテーブルの様子に気づいた。


結愛「わぁ、なにこれ!ジュースじゃん!!美味しそう~私の分もある?っていうか2人は何してるの??」

爽太「いっぱいある(笑)僕らはもうお腹がいっぱいになってきちゃった・・。昨日、父さんが新しいミキサーを買ってさ、そのお下がりをもらって、健人と一緒にこれで何かできないかな〜って色々試してるんだ。」

爽太は結愛にジューサーに残った最新の試作ジュースを渡した。スイカ、りんご、バナナ、ほうれん草、きゅうりの組み合わせジュースだ。

結愛「ありがとう〜。わ、不思議な味。でもなんかイケるかも(笑)これってミックスジュース よね。そういえば、駅前に、少し前に出来た有名なミックスジュース屋さんがあるわよね。東京じゅーすって。知らない?やっぱり人気みたいで週末とかすごい沢山の人が並んでるのをよく見かけるよ。・・それにしても、なんかこのミックスジュース本当に美味しい!」


爽太「え!ほんと?嬉しい!」


結愛「もうちょっと飲みたいからもらっていくね〜」

結愛はジューサーに残った残りのジュースをおかわりすると、コップを持って自分の部屋に帰っていった。

結愛「健人くんゆっくりしていって!じゃあまたね」

健人「はーい!ありがとうございます!」

爽太「健人、姉ちゃんが話してた有名なミックスジュース 屋さんって知ってた?僕、全然知らなかった。一昨日までは聞いても興味なかっただろうから覚えていなかっただけかもだけど(笑)でも今は気になってきた!」

健人「ちょうど試作もひと段落ついたし、何より僕たち飲んでばかりだからちょっと休憩したいよね(笑)駅前まで散歩もできるし、実際のミックスジュース店に行ってよう!すごく参考になりそう。」

このステップのポイント
・自分がやろうとしていることを先にチャレンジしたり実現したりしている人がいたら、調べて話を聞きに行ってみましょう!
・身内でもいいからはじめてのお客さま(「ファースト・ユーザー」といいます)をみつけよう。その人に試してみて感想を聞いてみましょう。
・100あるチャレンジのたった1つを試しただけ。ユーザーの反応がイマイチでもめげないこと!まだ何もはじまっていない。改善のヒントをもらって次のチャレンジへ進みましょう。

ー考えてみようー
・じぶんなりに試したものを誰かに提供した経験はありますか?
・誰かに試した経験とは、一体どんなものだったでしょうか?
・誰かに喜んでもらえて自分がとても嬉しかった経験を思い出してみましょう。




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