【3】step12 「やっぱりこうなんじゃないか?」という仮説を作る
この話は、ささいなキッカケから、「新しいこと」をはじめることになった高校生の2人組が、経営者や起業家、ユーザーの声をききながら、サービスをつくりあげていく物語です。
■ 主な登場人物
■ 前回までの配信
第3章 「やりがい」をみつける
自分たちが没頭できるやりがいをみつけてみよう!
Step12:「やっぱりこうなんじゃないか?」という仮説を作る
詩とヨガ教室でお別れし、2人は爽太の家で今日の話をまとめた。
健人「いや〜詩とは普段、世間話や学校でのことしか話をしないし、あんまりこういう話題で話したことなかったけど、今日話してくれたことは色々と衝撃だったね…。」
爽太「本当だよな。詩だけじゃなく、ヨガ仲間とも話させてもらって、なんか世界にはいろんな人たちがいるんだってことにも気づかされたよ(笑)」
健人「でさ、今メモを整理してたんだけど…。
つまるところ、”健康そうなミックスジュース ”において、本当に健康に気をつけている人は駅前のジュース屋さんは好んでいない” という気がしていて。もしかしたら、【どのくらいフレッシュなのか?】【使っている食材はどのくらい健康的なのか?】を考えていければ、そういった人たちにも僕たちがジュースを作って販売できるかもしれない、喜んでもらえるかもしれないなって。そういうことかもしれないよね。」
爽太「そうだよな〜。今日詩や詩の友達と話していて思ったのは、中身が本物という信頼が大切で、水筒で持ち歩いてたり、見た目はそこまで気にしないんだなっていう。」
健人「たしかにそうだね。大きい会社で駅前に店舗が構えられて、動画広告でも見かけるキャッチーなフレーズで!ってことではなくて。詩や友達のような人向けのジュースなら、これらの派手で素敵だと思える要素にかかわらず、そういうのがなくても買ってくれるのかもしれないよね。」
爽太「そうだね。手触り感のある規模で、派手じゃないけど、手軽に健康的なジュースを手にできる、ジュース屋さん。そんな感じかな!?」
健人は付箋に走り書きをした。
パシャッと爽太が健人のメモをスマホで写真に収めた。
爽太「詩に、こんなのがあったらどう思う?って聞いてみるよ。」
送信から1分もしないうちに、詩から返事が来た。
爽太「今、ちょうどヨガの休憩中なんだって、終わったらこの前の仲間たちに聞いてみてくれるってさ。」
しばらく2人で自分たちが提供できるものってなんだろう、って話で盛り上がっていたら、電話がかかってきた。
爽太「あ、詩からだ。」
詩「いまちょうどヨガ教室が終わったところだったから、みんなにも聞いてみたの。私も含めて、みんないい感じ、そうそう、そういうのがいい!って盛り上がってたよ。結構、みんなが盛り上がってたから電話しちゃった。」
爽太と健人は目を合わせて、手でグッドマークをつくった。
詩にありがとうと伝えて電話を切った。
健人「僕たちのオリジナルなジュース屋さんの方向性が見えてきたね。」
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