【2】step3 どこに向かうのかをさだめてみよう!まずは、やってみることを話し合うこと。
この話は、ささいなキッカケから、「新しいこと」をはじめることになった高校生の2人組が、経営者や起業家、ユーザーの声をききながら、サービスをつくりあげていく物語です。
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第2章 - 観察する/現状と発生している問題/ 理想とそこに至るまでの課題/真因課題(イシュー)-
「目的をさだめる」
どこに向かうのかをさだめてみよう!
Step3:まずは、やってみることを話し合うこと。
爽太「よし、美味しいジュースをつくってみよう!まずは食材だよね。何を入れようかな・・」
爽太はそう言いながら冷蔵庫に手をかけた。
健人「爽太、ちょっと待って。 父さんが、兄さんによく言ってたことを思い出して。たしか・・何かを始めるときに【まずは、すぐに動いてみるよりも、少しでも考える時間を持ってみること】だったと思う。だから、まずはどんなジュースがいいか2人で話してみようよ。」
爽太「なるほどな〜。そうだね。よし、考えてみよう。どんなことから考えようか?」
健人「そしたらまずは、自分たちが飲みたいジュースは何か?というところから考えてみる?たとえば僕は・・そうだなぁ。コーヒー牛乳とか?お風呂上がりによく飲むんだけど美味しいんだよね~。自分でつくってみるなんて考えたことなかったけど、面白そう。」
爽太「わかるな〜。お風呂上がりのコーヒー牛乳は格別だよね〜。あれ、でもコーヒー牛乳ってミキサーで作るのかな?コーヒーと牛乳を混ぜるんだろうけど・・」
健人「たしかに、ミックスはする必要があるけどミキサーの必要はないかもしれないね。」
爽太「タピオカミルクティーも同じかな?姉ちゃんが前に買ってきてくれたんだけど、美味しくて一時期ハマっちゃったんだよね (笑) すごい美味しいんだけど、すごい満足度でご飯食べれなくっちゃうんだけどさ。そういえば、タピオカってどこで買えば手に入るんだろう・・」
健人「流行ってたよね。これもミキサーは関係ないかもしれないけど、まずはどうやってつくるか調べてみる?作り方とかみながら、ミキサーの良さを生かしたジュースをいろいろと考えてみよっか!」
健人はそう言いながら、ここまでの話を手帳にメモしているようだった。
爽太「せっかくなら、ぼくたちオリジナルのジュースを作りたいもんね!」
スマホで調べたり動画を見たりしながら2人はどんなジュースにするか、しばらくの時間アイデアを話し合った。
爽太「いや~コーヒー牛乳もタピオカジュースも美味しそうけど、ぼくたちオリジナルのジュースを作るとなると難しいよな」
健人「なんだろうな〜・・ジュースか・・これ、ジュースって言っていいのかわからないんだけど、プロテインって知ってる?あれもジュースみたいに飲むんだけどさ。身体を鍛えている人がタンパク質を摂るために飲むやつ。たまに兄ちゃんがプロテインを牛乳に混ぜて飲んでるけど、全然、美味しそうじゃないんだよな。」
爽太「健人の兄ちゃん、飲んでそうだな〜。(笑)せっかくいいミキサーがあるってこともあるし、フルーツジュースとかはどう?オレンジやアップル、ぶどうのジュースとかだとシンプルすぎるかな。うーん、、ぼくたちのオリジナル、、」
健人「ぼくたちのオリジナル・・ねぇ爽太、爽太の家の冷蔵庫って、いま果物ってあるかい?」
爽太「どうだろう。でも今朝、父さんが近所の朝市に買いに行ってたからいつもよりはあるかも。ちょっと見てみようか」
2人は冷蔵庫の中から、あるだけの果物をダイニングのテーブルに出した。
健人「りんご、オレンジ、バナナ、スイカ、キウイ・・十分あるね。」
爽太「僕はりんごを入れたいな。」
健人「いいね。じゃあ僕はオレンジ。混ぜてみようか。」
2人はミキサーの説明書を読みながら、氷と少しのハチミツを入れてジュースをつくった。
きれいな色のジュースができた。コップに注ぐと、「乾杯」と言って飲んでみた。
爽太「フレッシュだね。美味しい。
健人「うん。文句なしにうまい。・・でもオリジナルかといえばそうでもない(笑)」
爽太「それは言えてるね。よくありそう」
健人「なんかさ・・味が健康的だよね。だったらもう少し健康を意識して、野菜だけのジュースを作ってみるのはどう?」
そこで2人は、冷蔵庫の中にあったにんじんとトマトを入れてジューサーにかけてみることにした。
爽太「うわ〜、、きれいな色。」
健人「乾杯!・・んー。。見た目はいいけど、なんとも健康的なお味。。(笑)」
爽太「だね。これは毎日は飲めないな〜」
健人は野菜のジュースを半分残してテーブルに置くと、
健人「でもさ、さっきの果物と混ぜ合わせるといい感じかも。スーパーで売ってる野菜ジュースとかも、野菜と果物を混ぜ合わせてる絵柄だもんね。」
爽太「そうだね。野菜と果物を入れてできる新鮮なミックスジュースやさん。」
健人「よし、ここまで決まったら、あとは組み合わせだ。僕たちだからこその組み合わせをみつけよう!」
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