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備忘録 エリン再視聴前

※本編のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

私の人生のバイブル、一番好きな物語、エリンをまた観たい!!!そう思った経緯と、再視聴前の記録。ちなみに、小説は3、4巻は未読。(楽しみにしすぎて読めてない笑)


きっかけ

昨日同僚と、久しぶりに獣の奏者エリンの話をして、また見たくなった。
職場で尊敬してて仲良くなりたいって思ってる子だったから、共通点が見つかって、すごく嬉しかった。
小さい時にハマってた作品が一緒って、なんかいい。
てゆか、その子の、
「わたし好きだよ見てた!全部歌歌えるもんっっっ!!」
ってゆう発言可愛すぎて、えぇぇぇ、なんそれってなった。全部歌歌えるもんっ!!って、なに!!!!
なんだその小学生みたいなセリフは!!!
歌詞が全部分かることと、作品の好き度ってイコールなの???
…とは、心の中で思ったけど、理屈は分かんなくもない。けど、そんなんどーでもいい。そんな風に素直に、無邪気に言えるのが羨ましいし、癒される。


それで、その子のおかげもあって、エリン熱が再熱しそうだから、アニメ見直す前に、いったん今の自分の作品に対する気持ちを記録として残しておく。

また、再視聴後に改めてnote追記しようかな。

備忘録(再視聴前)

久しぶりに、YouTubeで本編の切り抜き映像みた。主題歌の雫のアレ。
私が一番この作品の好きなとこは、自然や生き物、人物の心理描写が生き生きとしてて、息づかいが聞こえてきそうなとこ。とても泥臭くて人間味を感じるし、そこに感動する。
朝日とか夕日がこんなにも似合うアニメみたことない。

⚠️以下ネタバレ注意⚠️

本作は、主人公エリンの成長と、彼女を取り巻く世界の変遷を描いた大河アニメなんだけど‥なんてゆーか、描写が痛々しいの。そして力強い。

例えば、第43話、エリンが大切に育ててきた王獣(空を飛ぶ狼みたいな獣です。)に手を噛みちぎられるシーン。

某少年漫画の主人公が口からツーッッッとか、グハァッって血を流すみたいなオシャレ演出(そーゆう中二ぽいのも大好き)ではなく、グチャッ、ガブリっってちゃんとお手手がリアルにもげる。

アニメの絵は結構デフォルトだし、子供向けアニメなのもあって、もちろん患部なんかも直接映さないから、映像としてリアルに描写されてる訳ではない。
んだけど、心に刺さる。ぐわぁぁぁってなる。
これまでのエリンが積み上げてきた努力、信頼関係、覚悟とか理想が、「グチャッッ」って手が噛みちぎられる効果音と共に、一瞬にして砕けちる感じが、痛々しくて辛い。
でも、こういう、苦しいことにもまっすぐに向かっていく姿とか、そこでちゃんと傷ついて、また立ち上がるっていう過程を真摯に描いてる。そこが本当に美しくて大好き。
だからこそ、アニメ最終話のあのシーンが、ほんとに泣けてくる。リランーーーーーー( ;  ; )

今は11話完結とかの短い作品が好まれがちだけど、長編作品は尺が長く取れるから、人物の成長を丁寧に描けるよね。ストーリーが中々進まない焦ったさもあるけど、やっぱり積み上げた歴史って凄い。

あと、いつも思うけど、写実的なリアルさと、心理的にリアルな描写だと感じることって、全く別だよね。
いつか言語化できるようになりたい。

あと、こんな作品を描ける上橋菜穂子さんもきっと、沢山の経験をされて、ひたむきで、まっすぐで情熱的な方なんだろうなぁ。
私は、辛いこととか嫌なことから逃げちゃうクセがあるから、ほんとに凄いと思う。

おわり。


ところで、その同僚の全部歌えるに、
edテーマ : 松たか子/きっと伝えて
まで入っているのは、ちょっと笑う。雫は曲だけ知ってるよ!って人多いけど、コレを知ってるのはガチだ。

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