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愛の不時着に魅了される理由とは

想像以上に引き込まれ、まんまとハマってしまいました。Netflixの人気ランキングに常にランクインしているのも頷ける。

このドラマが他と違うのは「恋人と連絡を取る手段が無い」というところ。これはスマートフォンが普及した現代において非常に難しく、斬新。物語の舞台を北朝鮮にすることでこの設定を実現できたわけです。

現代の日本なら、恋人が家から急にいなくなっても「どこ?」と一言LINEして終わり。既読つかないなーとか返信まだかなーとか考えるんでしょう。

それをジョンヒョクは、家を飛び出し吹雪のなか暗い山道を歩いて探しに行く。そしてセリは「どうしてここにいるのが分かったの!?」と心底驚く。携帯電話が使えないだけでこんなにもドラマチックになるんですよ。

連絡が取れない間に相手を想って喜んだり悩んだり悲しんだり。昔の恋愛ってこういう感じだったのか。ベタでドラマティックな展開を出せる現代のドラマってなかなか無いと思うんですよね。

それから個人的に興味深いと思ったのが、北朝鮮の暮らしぶりを見ることができるというポイント。

北朝鮮という国は知っていても実際どんな暮らしをしているのか、どういう人達が暮らしているのかって未知じゃないですか?

愛の不時着は実際に脱北した方にインタビューを重ねて作られており、北朝鮮でのシーンはかなりリアルに仕上がっているそうです。

停電で電車が10時間も止まってしまうとか、止まった電車に物売りが群がるとか。経済制裁により電力供給に余裕がない北朝鮮では実際あるあるなんだとか。もちろん宿泊検閲も実際にあるそう。

恐らくもっと厳しい暮らしを強いられている人々もいるでしょう。抜き打ち宿泊検閲なんてプライベートも何もあったもんじゃない。

しかしそんな国で暮らす人々はとても純朴で自己肯定感が高い。そして彼らは外の世界を知らない。

外の世界を知らないからこその幸せってあるんでしょうね。

外の世界で暮らす人と自分達を比べなくていい。はじめから洗濯機の存在を知らなければ、別に欲しくもならないし洗濯板で洗濯し続ける毎日に何の疑問も持たない。

ここまで長々と書き連ねましたが、実はまだ全話観終わってません。あと4話残っています。全て観たあとまた記事を書こうと思います。

愛の不時着ロスになることだけは確実です。


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