ただただ泣いて訴えた「行きたくない」というしんちゃんのSOS
今日、しんちゃんがとうとう学校を休みました。
「とうとう」とつけたのは、いつかこうなるかも・・とこの1ヶ月ぐらいは思っていたからです。
4月に中学の支援学級に入学したしんちゃん。
連休明けから一人で行けず、車で送迎していました。
今週は朝になると晴れやかな顔で行っていたので、ちょっと安心していました。
でも今朝は、全く起きてきません。
朝ごはんだよーと何度か声をかけても寝ていて、いつもなら「寝ちゃった〜〜」と起きてくるのですが、今日は部屋からでてきません。
しばらくすると、
ウウッ
ウオッ
グジュッ
ブヒッ・・・
と、何やら嗚咽が聞こえてきます。
しんちゃん、部屋で泣いてたんです。
起きて、気づいたのでしょう。
「朝ごはんを食べたら学校だ」
いろいろ思うことがあったのでしょう。
ただただ、何も言わずに泣いているのです。
行きたくないとも、
ご飯を食べたくないとも、
何がイヤだとも言いません。
ただただ「ウゥーーッヒィッ・・」と大声で泣くわけでもなく、声を押し殺して、
泣いているのです。
夫と顔を見合わせて、
「学校に行きたくないんだね」
と、2人で今日は休ませようと決めました。
すぐに私が「しんちゃん、今日は学校休む?」と聞きにいったら、真っ赤な目にたくさん涙をためて、
大きく、うなずきました。
しばらくして、
ちょっとバツの悪そうな恥ずかしそうな顔をして、階段を降りてきました。
涙をたっぷりふいたタオルケット3枚(!)かかえて、「これ、洗濯して」と引きずってきました。
噛んだり、涙をふいたり、してたのでしょう。
「ちょっとトイレいこっかな〜」「ごはんたべよっかな〜」といつも通りにふるまいます。
「僕はもう中学生のお兄ちゃんになったから」というプライドもあるのですね。健気です。
その後は、いつも通り朝ごはんをモリモリ食べて、元気に過ごしました。
やはり支援学校がいいのでは・・・
実は、
ちょうど今日の朝送るときに、
担任の先生に「支援学校に行くことができないか」と相談しようとしていました。
勉強が全くできないしんちゃんに、今の中学の支援学級は時間をもてあましてしまっていたのです。
しんちゃんも先生も私たちも、この2ヶ月がんばりました。
たくさんたくさん、考えました。
でも、
やっぱり今のまま、ここで3年間過ごすことが、しんちゃんにとってベストではないと、
全員が感じていました。
朝、お休みの連絡をする時に先生に私から「実は・・」と伝えました。
先生も、同じように考えていたそうです。
ということで、
来週、面談することになりました。
希望したからと言ってすぐ転校できるものではないと思いますが、私たちの希望・・ということでお願いしました。
しんちゃんが今朝、こうやって泣き出してくれなかったら、
私は踏ん切りがつかなかったかもしれません。
もう少しがんばれるかも。
もう少し様子をみてみてもいいかも。
先生方も一生懸命やってくれてるし。
しんちゃんもなんとかやってるし。
でも、
これはもう最後のSOSです。
ここから大変な道が待っているかもしれませんが、しんちゃんが少しでも楽しい毎日を過ごせるために、
向き合う覚悟を決めた
2023年の6月8日の出来事でした。